こんにちは、楽天証券は26日から運用管理費(信託報酬)が国内最低水準で安い時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンド楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(らくカン)と、超低コストの楽天・S&P500指数インデックス・ファンドの2本を楽天証券個人型確定拠出年金(iDeCo)の取り扱い商品に追加すると10日、発表しました。いずれもNISAのつみたて枠に採用されている超低コストかつ超優良投資信託で、運用の基軸となりうる商品です。楽天証券でiDeCoを運用している人にとって、特に「長期分散低コスト」の基本を満たしているらくカンのiDeCo採用は超朗報です。らくカンは10月27日の設定来、順調に純資産総額を伸ばし、10日現在で219億円に達しています。信託報酬は年0.0561%と額面では誤差レベルですが、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の年0.05775%を下回ります。
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指数への連動度合い、実質コストを確認してからで遅くない
らくカンは売買手数料無料で、信託財産留保額はかかりません。おそらく分配金を出さずにファンド内で再投資し、効率的な複利運用を実現していくとみられます。確かに楽天証券iDeCoで信託報酬年0.5%を超えるような高コスト投資信託に投資していたり、世界の時価総額から見て極めて限られた資産に投資しているならば、さすがに早く乗り換えた方がいいと思います。しかし、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)や楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天全世界株式)、全国の信金で買えるベストファンドとして知られるたわらノーロード先進国株式(たわら先進国株式)あたりの一定程度低コストかつ世界の時価総額を一定以上カバーする基軸指数に連動している投資信託に投資しているならば、慌てて乗り換える必要もないと思います。らくカンの指数との連動度合い、決算で判明する実質コストを確認してからで全然遅くないです。なお、現時点の資金流入度合いや純資産総額規模は合格水準にあると思います。おそらく、iDeCo採用で純資産総額や資金流入は加速すると思います。今回の決断に対し楽天証券に(私から)感謝の声が止まりません。今後も注目です。なお、楽天・S&P500インデックス・ファンドは10日現在、純資産総額300億円を突破しています。こちらも、純資産総額規模や資金流入度合いが合格水準とみています。
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