こんにちは、国内最大規模かつ最低水準のコストを誇るeMAXIS Slimシリーズを運用する三菱UFJアセットマネジメント(三菱AM)のインデックス運用部チーフマネジャーへのインタビュー記事が3日、日経電子版に掲載されました。日経電子版によると、組み入れ銘柄売買などに伴うコストをどう抑えるか、指数への連動性をいかに高めていくかといった苦労があるとした上で「運用コストに負けないこと、それにつきる」と語っています。大半の期間で指数との乖離(かいり)率を極めて小さく抑え、かつ低コストを両立させている三菱AMのファンドマネジャーに感謝感激雨霰です。
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0.01%節約すれば2兆円ファンドで2億円の収益差
詳しい記事の内容は日経電子版の該当記事をご覧ください。三菱AMのインデックスファンド全体の純資産総額は約20兆円を誇り、5年後に50兆円に増やすことを目標としています。eMAXIS Slimシリーズでも、4日現在で米国株式が純資産総額2兆6,000億円を超え、オルカンが1兆4,000億円を超えています。なお、米国株式は上場投資信託(ETF)や公社債投資信託を除く国内株式投資信託で純資産総額1位を独走し、オルカンが3位です。9月22日現在のeMAXIS Slimシリーズの純資産総額は5兆4,855億円を誇ります。日経電子版のインタビューをかいつまむと、インデックス運用部チーフマネジャーは「日本一大きいファンドを運用するプレッシャーはある」と明かします。その上で「例えば売買コストを1ベーシス(0.01%)節約できるかどうかで純資産総額2兆円のファンドの収益は2億円もの差が出る」と気持ちを引き締めています。さらに、競合他社との信託報酬引き下げ競争が進んだ結果、運用技術の巧拙の差が表面化しやすくなったとしています。「これまで以上にコスト削減にこだわった運用手法を取り入れるようにした。1ベーシスの差を削り出せる体制を整えている」としています。一部のファンドでは有価証券を証券会社などに貸し付ける「レンディング」を積極的に取り入れ、品貸料をファンドの収益として計上してパフォーマンス向上に貢献する考えだといいます。
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