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10年では判断できない

地球儀 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。ある米国株投資の有名発信者が過去10年余のデータを持ち出し「米国以外に投資するのは不効率」という趣旨の発信をしていました。過去10年余りは米国株にとって記録的な伸びを見せた期間です。米国株に都合が良すぎる期間を切り取っており、加えて結論付けるには短いと感じました。10年余では判断できません。

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米国株は10年で4倍ですが…

地球儀

 米国S&P500指数は10年で4倍に成長しました。一方、米国以外の地域に連動する株価指数は1.2倍ぐらいの成長にとどまっています。米国株が圧倒的に強かった10年といえます。この結果だけを根拠に、「米国株以外に投資は不要」とするのはあまりにも短絡的と言わざるをえません。この有名発信者の発信を見た時、米国株好きの筆者ですら違和感を感じずにはいられませんでした。ちなみに、2000年から2010年までの期間は米国株はほぼ横ばいだったのに対し、新興国株が大きく伸びました。

20年以上の長期で考える

敗者のゲーム
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」より

 株式投資は20年以上の長期で考えるべきでしょう。長期になればなるほど、年平均リターンがプラスに終息していきます。景気に左右されにくい安定大型銘柄が多く20年以上の長期リターンで他の地域に比べて優位だった米国株か、国際分散の基本で王道の全世界株のインデックスファンドへの投資が合理的だと考えています。過去10年程度の成績では根拠としては弱いといえます。全世界株インデックス投資を自分で配分を考える際の注意点ですが、米国株は50%以上、日本株は10%未満(0でもいい)、日本株+新興国株で20%以下にした方がいいと考えています。新興国株は爆発力を秘める一方で通貨や政情不安で売り込まれる可能性があります。日本株、新興国株ともに景気敏感株だらけで、調整時や暴落時には真っ先に売られる傾向があります。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。米国株や全世界株のインデックスファンドを一日も長く持ち続けたいです。※某有名発信者を批判する意図は全くありません。

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