こんにちは、上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2022年10月末時点の純資産総額ランキングでトップ20入りしている投資信託で、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックス型の4本は全てトップ10入りしました。日経電子版が報じました。この4本は低コストかつ全世界株、S&P500、全米株といった基軸となる時価総額加重平均型の株価指数に連動しており、長期の資産形成に極めて適しています。つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用の中軸に据えるのにふさわしい投資信託です。
eMAXIS Slim 米国株式の首位奪取は近い
2位のeMAXIS Slim 米国株式は前月比で2,222億円伸ばして1兆6,449億円となり月末ベースで最多金額を更新しました。トップの投資信託との差も昨年末で約7,900億円の差がありましたが、2,300億円差にまで詰まってきました。首位奪取の日は近づいています。低コストで基軸株価指数に連動するインデックス型投資信託が純資産総額ランキングトップになるのは、とてもいいことだと思います。つみたてNISA対象銘柄では純資産総額が断トツのトップです。楽天証券、SBI証券、マネックス証券の大手ネット証券投資信託積み立て契約件数ランキングでも毎月トップを維持してます。
楽天証券
SBI証券
楽天VTI、トップ5入り
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が前月から997億円増やし7,551億円と5位に入りました。eMAIXS Slim 全世界株式(オルカン)は前月比917億円増の7,391億円で6位に上昇しました。今回はわずかに金額差が開いたものの、急激に差は接近しています。SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)は前月比943億円増の7,366億円の7位と順位を上げています。オルカンとSBIVOOもトップ5入りする日はそう遠くないと思います。、また、楽天VTI、オルカン、SBIVOOの差はわずかですので、少しの増減で順位が前後する可能性があります。
本当にしつこい毎月分配型投信
純資産総額ランキングトップ20には、執拗にも毎月分配型(毎月決算型)投資信託はじめとする合法ぼったくり極悪投資信託が複数残り続けています。購入するだけで1~3%程度の手数料が発生し、毎年1~2%超の維持管理費(信託報酬)がかかり続けます。つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託ならば、売買手数料は無料で信託報酬は年0.1未満~年0.2%程度であるのに比べて極めてコストが高いです。特に毎月分配型投資信託は複利運用の原則にも反する最低最悪な劣悪金融商品であり、投資家から手数料を巻き上げるだけの悪徳投資信託です。いかなる理由があろうと投資する価値は一切ありません。強引に分配金を生み出すために元本から取り崩すタコ足配当(分配)が当然のように行われています。さらに、多くの人にとって理解しがたい金融派生商品(デリバティブ)取引を駆使したタイプが多いです。老後の取り崩し期には毎月分配型投資信託は存在意義があるなんて意見もありますが、売り手側の言い訳がましい屁理屈にすぎません。低コストインデックス型投資信託で証券会社の定率売却サービスを活用したり、必要額をその都度売却したりすれば済む話です。ETFに投資をし、諸経費を控除した配当・利子のみを原資とした健全な形で分配金を得る手もあります。そもそも、購入コストや維持コストがボッタクリレベルにかかる毎月分配型投資信託を使う余地は全くありません。どうしても、銀行や証券会社の担当者にお世話になっているので毎月分配型投資信託を買って手数料をたくさん払う形で寄付をしたいとまでいうならば止めることができませんが、毎月分配型投資信託を買っても確定申告で寄付金控除の対象には当然なりませんのであしからず。
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