こんにちは、上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2022年8月末時点の純資産総額ランキングで、トップ20入りしている積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックス型の4本のうち3本がトップ10入りしています。加えてeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が11位とトップ10に迫っています。日経電子版が7日報じました。オルカンなどトップ20に入ったインデックス型投資信託は低コストかつ全世界株、S&P500、全米株といった基軸となる時価総額加重平均型の株価指数に連動しており、長期の資産形成に向いています。つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用するのにふさわしい投資信託です。
6,400億円突破
オルカンは前月の順位から一つ上げて11位とし、純資産総額を6,476億円としました。世界中の大、中型株式を時価総額通りに投資ができる国際分散投資の基本かつ王道をいく商品です。売買手数料は無料で、信託財産留保額はかかりません。運用管理費(信託報酬)は年0.1144%と極めて低コストです。分配金を出さずに配当金をファンド内で再投資しているため、効率的な複利運用をしています。楽天証券などのインターネット証券で扱いがあります。多くの人にとって、まず第一選択肢になる商品だと思います。
楽天証券はオルカンなどのつみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託を多数扱っています。投資信託は全て購入時手数料無料です。スマホ版、パソコン版の画面ともに見やすく、初心者でも非常に使いやすい証券口座です。
トップ10の3本は米国株
一方、つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託で純資産総額トップ10に入った3商品は、いずれもS&P500、全米株といった米国の株価指数に連動しています。eMAXIS Slim 米国株式が2位を守り、純資産総額1兆4,282億円としました。トップに立つのが期待されています。楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は9位をキープし純資産総額6,635億円、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)は10位を維持し純資産総額6,504億円としました。楽天VTIとSBIVOOは、ほぼ同じ純資産総額で競い合っています。
日経電子版の該当記事(該当記事は無料記事です)
毎月分配型投信に注意
純資産総額ランキングトップ20には、まだまだ毎月分配型(毎月決算型)投資信託に代表される合法ぼったくり投資信託が残り続けています。購入するだけで1~3%程度の手数料が発生し、毎年1~2%超の維持管理費(信託報酬)がかかり続けます。つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託ならば、売買手数料は無料で信託報酬は年0.1未満~年0.2%程度であるのに対してです。特に毎月分配型投資信託は複利運用の原則にも反する最低最悪な劣悪金融商品であり、言葉を悪く言えば手数料を巻き上げるだけのゴミ投資信託です。いかなる理由があろうと投資する価値は一切ありません。強引に分配金をねん出するために元本から取り崩すタコ足配当(分配)が当たり前のように行われています。さらに、複雑な金融派生商品(デリバティブ)取引を駆使したタイプまでがあります。老後の取り崩しには毎月分配型投信は存在意義があるなんて意見もありますが、全く同意できません。低コストインデックス型投資信託を証券会社の定率売却サービスを活用したり、必要額をその都度売却したりすれば済む話です。上場投資信託(ETF)に投資をし、配当、利子収入のみを原資とした健全な形で分配金を得る手もあります。そもそも、購入コストや維持コストがボッタクリレベルにかかる毎月分配型投資信託を使う余地はありません。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今回はちょっとだけおまけがあります。
4年ぶりのCS目指せ
広島カープはプレーオフ「クライマックスシリーズ」(CS)に出場できる3位の可能性を残しています。CSに出場すれば4年ぶりとなります。ぜひ、CSに出場してほしいと願っています。カープ勝敗に基づき購入したeMAXIS Slim 米国株式を3週間分公開します。公開が遅れ、まとめた形となってしまい、申し訳ありませんでした。
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