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金融所得課税25%!?

カープ応援企画
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 こんにちは、でんです。岸田文雄首相と同じ派閥宏池会に所属する山本幸三氏が株式譲渡益や配当などの金融所得課税を現行の20%から25%程度の引き上げが妥当とする考えを示しました。格差是正を図るためとした上で「実証研究の結果、株式市場に害をなさない税率は25%だ」と述べました。将来は累進課税の導入も検討するとのことです。25%で害をなさないとする実証研究の内容が公開されていないので評価はできませんが、金融所得課税を一律で強化するのは格差是正にはつながりません。所得の低い資産形成層をはじめ、高齢者ら取り崩し層が一番不利を受けます。結果、国民の長期の資産形成への意欲をそぐ結果になり、将来的には国の負担が増える結果になりかねないと思います。国内外の株式や債券で運用する年金基金にも悪影響が出ます。個人的に実証研究は増税ありきの検証で、かなり甘い見込みで研究しているのではないかと推察しています。山本案は高市早苗氏の案よりはましですが、格差是正の観点から無意味であることには変わりません。言葉を悪く言えば、お話にならない点では目くそ鼻くそレベルで違いありません。

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財務省の的外れな悲願

 過去の新聞報道によると、金融所得課税強化は財務省の悲願とされています。安倍晋三、菅義偉両氏は株価への影響を懸念し、金融所得課税強化には消極的でした。特に菅氏は金融所得課税強化のブリーフィング(説明)にきた財務省官僚を門前払いにしていたそうです。さらにしつこく導入を強弁した官僚は左遷させられたともいわれています。菅氏が辞任を表明してから障害がなくなったとして財務省の担当官僚が金融所得課税強化に向け一気に動き出したのではないかとされています。金融所得課税を一律強化することで格差が是正されるのだと財務省が本気で考えているとしたら、極めておめでたいと思います。一律強化は、課税された上でも譲渡益や配当が多く残る富裕層が有利なのには変わりません。金融所得課税強化を政治家の功績づくりや官僚の出世の道具にされるのは避けなくてはなりません。

国民の長期の資産形成支援を

NISA

 仮にやむを得ず金融所得課税強化をするならば、最低限積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)の恒久化かつ年間積み立て上限額引き上げを併せて実施するのが必須だと思います。課税を強化する以上、国民の長期の資産形成をより強力に支援する必要があると考えます。恒久化と上限額引き上げができないのならば、課税強化は絶対にやめるべきです。さらに課税強化は一律税率引き上げでなく、所得に応じた段階的な引き上げ(累進課税)の方が格差是正への効果はあると思います。金融資産の保有期間に応じて短期ならば税率を引き上げ、長期になるにつれて税率を引き下げる方法も一考の余地はあるかもしれません。

 

 

 金融所得課税強化は決まったわけではありません。今後、議論と国民世論次第でどう転ぶか不確定な要素が多いです。必要以上に不安になったり、不平不満を言ったりするのではなく、われわれインデックスファンドの長期投資家は日々自分ができることに集中することが大切です。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今回は少しだけおまけがあります。

3,000円投資しました

カープ応援企画㉓

 今シーズン、某燕チームの忠実な僕(苦笑)となっている広島カープの先週の成績は3勝3敗でした。eMAXIS Slim 米国株式に3,000円投資しました。忠犬の役割をしっかりと果たしました1週間でした(怒)。某燕チームの優勝争いの相手に3連勝しましたが、ご主人様には尻尾を振り続け3連敗しました。ひがみ交じりの冗談はさておき、ヤクルトはいい若い選手がいっぱい出てきています。6年前に優勝した時は6弱の団子レースから残り1カ月で抜け出した印象でしたが、今回は6年前のチームより地力があるように思えます。優勝マジックを点灯させたヤクルトが優勢となりましたが、阪神とどちらが優勝するかはまだ分かりません。両チームともに優勝するのにふさわしいチームです。ヤクルトが逃げ切って優勝したならば、完全にカープがキャスティングボードを握っていたということでしょう。

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