こんにちは、でんです。中国不動産開発大手、恒大集団が経営破綻の危機とされています。各メディアの報道によると、約33兆円超の負債を抱え、20日期限の利払いができない見込みだといいます。米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは15日、恒大集団の格付けを投資不適格の「CC」と引き下げました。「財務力が非常に脆弱で、債務を全ては履行できない可能性がある」という意味です。何らかの悪影響が出るのはほぼ確実です。しかし、長期投資家は方針を変えずに全世界株や米国株、先進国株のインデックスファンドを保有、投資し続けて何ら問題はありません。
90%もの暴落を乗り越えた
全世界株価指数や全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数はこれまでに数々の暴落、無数の調整局面を乗り越えて最高値を更新し続けてきました。1920年代末の世界恐慌では高値から90%近く時価総額が吹き飛びました。それでも、20年程度で最高値を更新しました。記録に残っている限りで最悪の暴落で20年程度です。60%近くの暴落に見舞われた2000年代末のリーマンショックでも数年で直近高値を更新しました。これらの目を覆いたくなる暴落を含めても長期では年平均5~7%の上昇をしてきています。ちなみに恒大集団が経営破綻したとすれば、リーマンショックの再来につながるかもしれないとツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)で一部の人が発言しています。世界金融危機につながるのか、中国や不動産業界などで影響がとどまるかは現時点では断言できません。たとえ、リーマンショックの再来が来たとしても、冷静に淡々と航路を守り全世界株などのインデックスファンドに投資を続けて何ら問題ありません。下落相場や下落予想でインデックスファンドを売却してしまった人の多くはその後、回復相場や上昇相場で買い戻しができなかったケースが多いとされています。売買のタイミングを図るのはプロでも困難です。ちなみにリーマンブラザーズが破綻した時の負債総額は約64兆円と今回の恒大集団の2倍程度でした。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。恒大集団の破綻危機は全世界株や米国株、先進国株のインデックスファンドに長期投資している人の投資判断には何ら影響しないと思います。※個別株投資や世界の時価総額の比率が小さい国や地域への集中投資、短期売買をしている人にとっては必ずしも投資判断に影響しないとは言い切れないと申し添えます。
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