こんにちは、でんです。インデックス投資界に衝撃のニュースが入りました。SBIアセットマネジメントは6月29日、全米株価指数に連動するSBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBIVTI)、米国の高配当株価指数に連動するSBI・V・米国高配当株インデックス・ファンド(SBIVYM)を発売します。楽天投信投資顧問の楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)と真っ向勝負するインデックス型投資信託です。
経費率はSBIが安くなる見通し
SBIVTIは楽天VTIと同じく、全米株価指数に連動する米国上場投資信託(ETF)のVTIに投資する投資信託です。目論見書等の詳細は出ていませんが、信託報酬は年0.0938%になる見込みです。SBIVOOやeMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)に匹敵する安さで、楽天VTIの年0.163%よりも安くなるとみられています。SBIVYMは楽天VYMと同じ米国高配当株価指数に連動する米国ETFのVYMに投資します。信託報酬は年0.1238%で、楽天VYMの年0.192%よりも低コストになりそうです。売買手数料は無料になると思われます。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象になるかどうかは注目点です。SBIホールディングスのホームページを以下に示します。
著名VOO投資ブロガーで、ぶれない青森県八戸市の投資家りんり氏のTwitter発信とブログで衝撃のニュースを知ることができました。いつも良心的かつウイットに富むブログをありがとうございます。該当のツイート画像と記事のページを示します。
どうする、楽天
SBIVTI、SBIVYMは既存の楽天VTI、楽天VYMと真っ向から対決する投資信託です。楽天側がSBIに対抗して信託報酬を引き下げるのか注目されます。とはいえ、楽天VTIや楽天VYMの信託報酬は十分に安いです。楽天VTIや楽天VYMに投資している投資家が慌てて乗り換える必要までは個人的には感じません。加えて運用開始直後のインデックス型投資信託は指数への乖離や実質コストの上振れが起きやすいとされています。運用状況やつみたてNISAへの対応、分配金の有無、純資産総額の推移などを見てからでも遅くはないと思います。※分配金はもちろん出さずにファンド内で再投資される形がベストです。
低コスト競争は歓迎
優良インデックス型投資信託で低コスト競争が起きるのは歓迎です。投資家にとってプラスで選択肢が増えます。運用会社、販売会社、信託銀行の血のにじむ努力にいつも感謝申し上げます。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さりありがとうございました。
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