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毎月分配型投資信託は最悪

ダメ 株式投資の心構え
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 こんにちは。でんです。以前のブログで日本の投資信託の9割以上がボッタクリ商品といわざるを得ないと指摘しました。確かに近年では金融庁が長期投資に適した投資信託を売買手数料無料、非課税で運用できる積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)を導入し、信託報酬が安いインデックスファンドが増えてきました。しかし、金融機関が手数料で利益を稼ぐだけで、投資家にとって害でしかない投資信託や正直勧められない投資信託がまだまだ多く残っています。その中でも毎月分配型投資信託は最低、最悪の金融商品です。

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最悪の投資信託

  • 運用効率が悪い
  • 特別分配金が横行
  • 手数料が高い

 毎月分配型投資信託は絶対にお勧めできません。持っていたとすれば、即刻解約を勧めます。たんす預金のほうがまだましです。言葉を悪く言えば「ごみ投資商品」です。当ブログで常々米国株や全世界株のインデックスファンドを勧めてはいますが、皆さんが株式投資をする上での助けになればという思いで発信しています。究極的には投資商品を自分で調べ抜いて、理解して納得した上で買えばいいという考えです。しかし、いかなる理由があろうと絶対に買ってはいけない、近づいてはいけない金融商品が毎月分配型投資信託です。投資対象は株式、債券、不動産投資信託(REIT)、アクティブ、インデックスを問わずダメです。高齢者で分配金を得たいという理由でも買ってはいけません。なぜダメかというと①運用効率が悪い②特別分配金(元本からの分配金払い出し)の横行③手数料が高いーが理由です。※インデックスファンドの毎月分配型投資信託もあるそうです。ご指摘ありがとうございました。

 

ダメ

 毎月分配型投資信託は1か月ごとに分配金が支払われます。利益が出ていればそのたびに20.315%の税金がかかります。仮に再投資したとしても税金を前払いで支払い続けているので運用効率が落ちます。ここからが毎月分配型の最大の問題ですが、利益が出ていなくても元本から分配金を出す特別分配金が横行しています。特別分配金は非課税で一見よさそうに見えますが、自分の預金通帳からお小遣いを引き出しているのにすぎません。つまり、タコが自分の足を食べる現象と同じ「タコ足配当」です。資産は複利運用で増やすのが有効なのに、元本を取り崩していたら複利運用に逆行します。ネット型証券会社や運用会社のホームページで毎月分配型投資信託の運用報告書を見ると分かりますが、毎月分配型投資信託の基準価格は当初の1万円(1万口当たり)から運用年数を経るごとに半値以下、極端なものは10分の1以下にまで落ち込んでいます。

 毎月分配金を出す性格上、インデックスファンドはもちろん、アクティブファンドと比べても手数料が割高です。この手の商品を積極的に売り込む銀行や店舗型証券会社で購入すると2~3%の販売手数料がかかります。加えて信託報酬も年1.5%を超えるのも珍しくありません。当ブログで勧めているインデックスファンドの販売手数料無料、信託報酬年0.25%以下の商品と比べるといかに手数料が高いかが分かります。たとえ、信託報酬が比較的安かったとしても、運用効率の観点からダメな金融商品であることには何ら変わりありません。金融機関が投資家からぼったくるのが目的の金融商品と言わざるを得ません。金融庁も毎月分配型投資信託の問題点を指摘しており、つみたてNISAの対象除外条件しています。

 

カモネギ

 金融機関は毎月分配型投資信託を持っている人を「ネギを背負ったカモ」のように見ています。手数料を稼ぐ回転売買の対象にしようとさえ見ているかもしれません。毎月分配型投資信託は言葉をきつく言えば、持てば持つほど資産をむしばむ「シロアリ」のようなもので、速やかな解約を強く勧めます。

それでも分配金がほしい

  • 分配金がほしいならETFで

 複利運用の観点から効率が悪いことは分かっている。それでも分配金がほしいという人には上場投資信託(ETF)を紹介します。ETFは証券取引所で取引時間内に個別株と同様に自由に売買できます。ETFは配当・受取利息から支払利子や信託報酬などの費用を差し引いた額をもとに分配金を出しています。売却益や評価益を原資としたり、元本を取り崩したりする分配は制度上認められておらず、健全な形で分配金を得られるからです。売買手数料や信託報酬は投資信託より安いケースがほとんどです。主要株価指数連動型ETFや高配当株式ETF、債券ETF、REITがあります。株式でも年4回分配型がありますし、債券やREITならば毎月分配型もあります。日本からならば東証や米国市場のETFを購入するのが現実的でしょう。しかし、主要なインデックス株価指数に連動した投資信託やETFよりは手数料がどうしても割高になりがちであると申し添えます。特に毎月分配型のETFはサブ資産として持つならば別ですが、投資のメーンに据えるのはあまり勧められないです。

 このブログに来ていただき、最後まで読んでくださりありがとうございました。私の身内が金融機関の言われるがままに一般NISA枠で毎月分配型投資信託を買ってしまいました。私が持っていても意味のない商品だと話しても、金融機関を信じ切ってしまい話を聞きません。投資初心者にこうした害悪な商品を売りつける姿勢に疑問を持っています。そうした事情もあり、きつい言葉遣いになってしまったのをお詫び申し上げます。銀行や店舗型証券会社の営業マンの中には上司や会社からのプレッシャーと良心とのはざまで苦しんでいる人もいると聞きます。このブログが読んでくださる皆様の助けになれば幸いです。

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