こんにちは、でんです。1970年以降に全世界株価指数に20年間投資をした際の年平均リターンは7.3%でした。年平均4.5%以下の時期は全体の1割以下で、マイナスになった時期はありませんでした。21日付日経朝刊マネーのまなび面「つみたてNISAの実力」をタイトルにした記事で紹介されました。
毎年つみたてNISAで満額投資すれば…
日経朝刊によると、1970年2月から1990年1月までの20年間、1970年3月から1990年2月までの20年間…、2002年4月から2022年3月までの20年間と計387期間で計算したとのことです。最も成績が良かったのは1978年8月から1998年7月までの年平均13.4%、最も成績が悪かったのは20年満了時期がリーマン・ショック後となった1989年2月から2009年1月までの年率2.8%だといいます。平均が7.3%だそうです。リターン下位1割程度の増加率となる年率4.5%で計算をした結果が掲載されていました。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)上限の毎年40万円ずつ、2022年開始分から2042年開始分まで各20年間投資をした場合の元利金合計は約2,026万円になったと記されていました。ちなみに同じ条件で平均の7.3%で計算した場合は約3,400万円になると示されていました。
※計算を簡略化するため、期初に一括投資
※初年度に購入した40万円の資産を20年間保有し、同じ条件で21年間繰り返した場合で計算
※投資信託の保有費用(信託報酬)は考慮していない
歴史的暴落を乗り越えている
日経朝刊に掲載されていた期間を補足すると、1987年のブラックマンデー、2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマン・ショック、2020年の新型コロナショックと歴史に残っている暴落が起きています。無数の弱気相場や調整相場もありました。1970年代にはインフレが進行していました。決して順風満帆な相場が続き、年平均7.3%だったわけではありません。高値から半値になったり、1日で20%超暴落したりと荒波も経験しています。オプション取引や信用取引などで自己資産やリスク耐性を超える投資をしていた投資家のほとんどは、こうした暴落や弱気相場で退場していきました。市場のタイミングを図ろうと極端な投資行動をしていた投資家の多くもしかりです。一方、淡々と投資方針と資産配分を守り全世界株などの低コストインデックスファンドに長期投資を続けてきた投資家の多くは少なくない資産を形成できました。全世界株価指数に連動する手っ取り早い方法はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)に投資をすることです。オルカンはつみたてNISA対象です。売買手数料無料、信託報酬年0.1144%以下とコスト面も格安です。純資産総額も約5,000億円と十分な規模があります。分配金を出さずに配当金をファンド内で再投資しているため、効率的な複利運用ができます。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
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