こんにちは、でんです。株式投資をしている人のTwitterなどのSNSを見ると「40歳で億り人（資産１億円）達成」「20代で5000万円突破」などの言葉を見かけます。同年代の書き込みだと自分と比較してしまいがちです。場合によっては焦ったり、自分はダメだと思ったりしてしまうかもしれません。しかし、株式投資を始めたのは自分の老後などのためであり、他人と競争するためではなかったはずです。
株式投資を始めた目的を胸に刻む
筆者は株式投資を始めたばかりの頃、SNSで同年代の人の書き込みを見ました。ある時「資産１億円達成」のタイトルとともに証券会社の時価総額のスクリーンショットが貼られていました。自分の株式資産を振り返って「比べて自分は…」と思ってしまいました。しかし、枕元に置いている株式投資の名著「敗者のゲーム」（チャールズ・エリス著）、「ウォール街のランダム・ウォーカー」（バートン・マルキール著）、「インデックス投資は勝者のゲーム」（ジョン・ボーグル著）を読み返し、自分が株式投資を始めた理由を思い出しました。「他人と比較して、争うために投資をしているのか。違うだろ。老後のためだったんじゃないか」と自分に言い聞かせました。そうすると気にならなくなり、素直に「億り人おめでとう」という気持ちになれました。※ちなみにこの「億り人」は医師で収入が通常の人の数倍から十倍あり、元々多額の資産を持っていました。米国ハイテク株や日米の大型マネーゲーム株への集中投資という手法を取って急激に資産を増やしていました。
株式投資はマラソン
株式投資はマラソンとも山登りとも言えると思います。自分との戦いです。米国株や全世界株のインデックスファンドを続けてきた人が、他人が大きいリターンをたたき出しているからと言って対抗しようとハイテク株やマネーゲーム株などに集中投資をするのは本末転倒です。ペースを乱した投資はリスクも高くなり、大きな損失を抱える危険性があります。そもそもインデックス投資は短期間で大きく儲ける手法ではありません。20年以上の時間をかけ、配当金（分配金）を再投資する複利効果で資産を大きくしていく投資法です。ペースをしっかりと守って長期投資すれば、歴史的に結果が出てきた手段です。※SNSを見て他人の投資結果が気にし過ぎてしまうぐらいならば、SNSを見ないというのも一つの方法です。
S＆P500指数の過去150年近いチャート。世界大恐慌、リーマンショックなどを乗り越え、右肩上がりで成長している。 tradingview.comより https://www.tradingview.com
このブログに来ていただき、最後まで読んでくださってありがとうございました。ともに他人を気にし過ぎず、ペースを守って米国株や全世界株へのインデックス投資を続けていきましょう。迷った時に一番有効なのはエリス氏やマルキール氏、ボーグル氏らの株式投資の名著を読み返すことだと思います。当ブログも支えになれるような記事を書いていきたいと思います。皆様と成長していければうれしいです。
ウォール街のランダム・ウォーカー＜原著第12版＞ 株式投資の不滅の真理 [ バートン・マルキール ]
インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から利益を得る常識的方法 （ウィザードブックシリーズ） [ ジョン・C・ボーグル ]
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