毎年10月下旬から11月上旬にかけて、個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者に大切な圧着はがきが届きます。正式名称は「小規模企業共済等掛金払込証明書」です。2026年分は10月23日に発送予定と案内されています。このはがきは年末調整で所得控除を受けるために必要な書類です。間違って捨てたり、紛失したりしないように注意してください。
iDeCoの掛金は全額所得控除の対象
iDeCoの大きなメリットは、拠出した掛金の全額が所得控除の対象になることです。例えば毎月2万円を拠出している場合、年間24万円が所得控除の対象になります。所得税や住民税の負担を軽減できる有利な制度ですが、掛金を自分の銀行口座から引き落としている会社員は、原則として年末調整で申告する必要があります。
年末調整では会社に提出する

手続きは難しくありません。会社から配布される「給与所得者の保険料控除申告書」のうち、「確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金」の欄に、証明書に記載された年間掛金額を記入します。そして、圧着はがきの控除証明書を添付して会社に提出します。なお、勤務先が対応していれば、e-iDeCoで取得した電子データを利用することもできます。ただし、会社が掛金を給与天引きして納付する「事業主払込」の人には、この証明書は発行されません。勤務先が掛金を把握しているため、別途提出する必要はありません。
届かない場合や紛失した場合は?
加入時期によっては、証明書の発送が11月下旬以降になる場合もあります。紛失した場合は、加入している証券会社などの運営管理機関に再発行を依頼できます。会社の年末調整に間に合わなかった場合でも、確定申告で所得控除を受けることは可能です。ただし、その分だけ手間が増えてしまいます。iDeCoの圧着はがきが届いたら、すぐに年末調整用の書類として保管しておきましょう。せっかくの税制優遇を忘れずに活用し、長期・分散・低コストの資産形成を続けていきたいと思います。
参考資料

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