野村アセットマネジメントが公表した「Investor Insights 2026」が興味深いです。全国の20歳以上2万7,113人を対象にした調査で、投資信託保有者が商品購入時に重視する項目は「NISAで投資できること」が最多となり、「コストが安いこと」がそれに続きました。NISA利用者は全体の30%で、前年調査から2ポイント上昇しています。さらに、今後もNISAを利用したい人は約7~8割で、前年から7ポイント上昇しました。2027年から始まる0~17歳向けNISAについても、活用したい人は全体では約2割ですが、すでにNISAを利用している人に限ると約4割に達しています。
連動指数、信託報酬、実質コスト、純資産総額なども見て

ここから見えてくるのは、NISAが単なる「税金がかからない口座」ではなく、投資信託の選び方そのものに影響を与えている可能性です。オルカンの人気も、低コストで世界中へ分散できるという商品力だけではなく、NISAで購入しやすく、長期・積み立て投資と相性がいいことが後押ししているのでしょう。制度側が「長期分散低コスト」の商品を選びやすい環境を作っている面はあると思います。ただし、これは意識調査です。「NISAがオルカン人気の原因」とまで断定するのは早いです。制度が商品選びに影響している可能性を示すデータとして見るのが自然でしょう。個人的には、NISA対象であることを確認したうえで、連動指数、信託報酬、実質コスト、純資産総額なども見て選ぶのが基本だと思います。制度が便利でも、中身まで自動的に優秀になるわけではありません。

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