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iDeCoとつみたてNISA、どっち

まとめ
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 こんにちは、でんです。米国株や全世界株のインデックス投資を後押しする国の税制優遇制度に個人型確定拠出年金(iDeCo)、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)があります。どちらも長期投資を後押しする制度で、株式投資をするならばまず活用したい制度です。今回はiDeCoとつみたてNISAのどちらから始めればいいのか、一つの目安を考えたいと思います。本音を言えば両方始めるのがお勧めです。※つみたてNISAに代わりに選択できる一般NISAは運用の幅が広すぎて万人向けとは言えないので扱いません。銀行などは一般NISAを勧め、つみたてNISA対象外の毎月分配型投資信託などの最悪な商品を勧めてくる場合がありますので注意してください。

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iDeCoとつみたてNISAの概略

iDeCo拠出限度額
iDeCo拠出限度額。iDeCo公式サイトから抜粋
iDeCo加入資格
iDeCoの加入資格。iDeCo公式サイトから抜粋
iDeCo掛金控除
iDeCo掛金控除シミュレーション。40歳・会社員・毎月2万3000円積み立て・企業年金なしの場合
iDeCo一時金
iDeCoの一時金受け取りの税制優遇。楽天証券ホームページより
iDeCo年金受け取り
iDeCoの年金受け取りの税制優遇。楽天証券ホームページより
iDeCo掛金所得控除
掛金全額が所得控除の対象になる(iDeCo公式ホームページより)
運用益非課税
運用益が非課税となる(iDeCo公式ホームページ)

 iDeCoは掛金を全額所得控除でき、60歳過ぎの運用期間終了まで非課税で運用となります。さらに差し押さえ対象外の資産となります。運用期間中は非課税で運用先変更(スイッチング)ができます。ただ、口座管理手数料が毎月発生します。楽天証券などのインターネット証券ならば運営管理費用は無料ですが、銀行などではこれも負担が必要です。60歳過ぎの運用期間終了まで払い出しは原則できません。払い出しは一括か分割で払い出しとなります。ほとんどの場合特定口座の課税額よりも有利ですが、それでも一定程度課税されるケースが出てきます。つみたてNISAは掛金の所得控除はありませんが、口座管理手数料などの維持費はかかりません。2042年開始分までそれぞれ20年間運用益が非課税となります。払い出し時の課税もありません(20年の非課税期間終了後、特定口座に移管した後に発生した運用益には通常通り課税されます)。いつでも売却できますが、一度売却すると非課税枠は二度と復活しません。

つみたてNISA
金融庁のつみたてNISAの概要。投資開始可能期間は2042年まで延長されている(抜粋)

iDeCoを優先した方がいい人

iDeCoイラスト

 iDeCoを先に始めた方がいい人は①一定以上の所得があり所得税や住民税を負担している②限度額いっぱいや限度額近くまで住宅ローンを組んでいないーの条件に合致した人です。税金を負担している給与所得者や個人事業主、フリーターの多くが当てはまると思います。これらの人で賃貸住宅の人はもちろん、住宅ローンを組んでいても限度額近くにまでいっていない人が当てはまると考えます。60歳過ぎまでの運用期間を考えると、若いうちに早く始めた方が有利だと思います。なお、小規模企業共済に加入できる個人事業主らは、最優先で小規模企業共済に加入した方がいいと思います。

つみたてNISAを優先すべき人

 つみたてNISAを優先すべき人は①所得税や住民税を負担していない専業主婦ら②限度額いっぱいや限度額近くまで住宅ローンを組んでいる人-が挙げられます。専業主婦ら所得税や住民税を負担していない人はiDeCoのメリットである掛金の所得控除が受けられません。限度額近くまで住宅ローンを組んでいる人は掛金の所得控除額が小さくなります。専業主婦にとってiDeCoは60歳過ぎまで引き出せず、口座管理手数料が発生する「劣化版つみたてNISA」になってしまうので注意してください(それでも多くの場合、特定口座よりもメリットはあります)。住宅ローンを組んでいる人の場合は状況によって異なってきますので、留意してください。

お勧め証券会社

 お勧めの証券会社はiDeCo、つみたてNISAともに、インターネット証券会社大手の楽天証券、マネックス証券、SBI証券です。iDeCoの場合、いずれも加入時手数料2,829円、月々の手数料171円と最も安いです。しかも、この3証券会社は低コストの優良米国株、全世界株、バランス型インデックス型投資信託が運用できます。つみたてNISAでも手数料が業界最安値クラスで、優秀な商品を多数そろえています。個別株も手数料が業界で最安値水準で、世界的に優秀な企業が多い米国個別株にも投資できます。米国市場の上場投資信託(ETF)も扱っています。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。人によってどちらから始めた方がいいか変わります。このブログが参考になればうれしいです。ちなみに、筆者は両方限度額まで積み立てています。

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