こんにちは、国内公募投資信託(上場投資信託<ETF>含む)の2024年12月末の純資産総額は過去最高の246兆115億円となりました。増加は2カ月ぶりで前月末と比べ7兆9,168億円増えました。QUICK資産運用研究所が推計し、日経電子版が報じました。報道によると、円安ドル高が進行し、外国株式投資信託の運用成績が好調だったことなどが貢献したとしています。ちなみに、ETF以外の投資信託で1位はeMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)で、純資産総額が6兆5,154億円でした。月末ベースで6兆円を突破したのは初めてです。2位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で、純資産総額が5兆994億円で月末ベースでも初の5兆円超えとななっています。
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非上場投信、3カ月連続で更新
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。報道によると、ETFを除く非上場投資信託の純資産総額が前月比5兆366億円増の156兆6,377億円となり、3カ月連続で過去最高を更新しました。追加型株式投資信託に推計8,000億円超の資金が流入し、残高増加につながったと報じています。ETFの残高は89兆3,738億円で、2024年6月に記録した過去最高の89兆6,118億円には届きませんでした。国内公募投資信託の2024年12月末時点の本数は、前月比24本減の5,776本でした。前年比では137本減り、年末ベースで2014年末以来10年ぶりの少なさとなりました。通貨選択型などを中心に運用会社が小規模で運用成績が低迷しているファンドの整理を進めており、償還本数が新規設定分を上回ったことが背景にあるといいます。通貨選択型投資信託は毎月分配型などに多く見られる闇が深いボッタクリ投資信託がほとんどです。こうした投資信託が駆逐されるのは、ある意味当然だと思います。それにしても、投資信託の本数5,700は多すぎます。残念ながら少なく見積もって9割以上は検討する価値すらない高コスト投資信託です。
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