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トレカン、つみたてNISA対象に

トレカンつみたてNISA対象 株式投資の心構え
つみたてNISA対象となったトレカン(金融庁のつみたてNISA対象銘柄一覧表より引用)
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 こんにちは、全世界株価指数(日本含む)に連動する低コストインデックスファンドTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(トレカン)は26日、運用を開始します。運用開始を前に金融庁は25日、トレカンが積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象銘柄になったと発表しました。低コスト全世界株インデックスファンドで絶対王者として君臨するeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の壁は極めて高いですが、鳴り物入りで運用開始するトレカンが投資家からどの程度支持を集めるか注目されます。

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オルカンに匹敵する低コスト

トレカン④
EDINETより引用
トレカン⑤
EDINETより引用
トレカン⑥
EDINETより引用
トレカン⑧
EDINETより引用

 EDINETで公開された有価証券届出書によると、トレカンは売買手数料無料で運用管理費(信託報酬)は年0.05775%です。一見するとオルカンの信託報酬よりも年0.05%余安いです。しかし、トレカンはオルカンと違い、信託報酬に指数使用料や目論見書作成費用、ファンドの計理業務費用を含めていません。信託報酬に含まれる各種費用の範囲が異なるため、現時点でどちらの投資信託が低コストかどうかは比較不能です。運用状況や運用報告書で確認が必須だと思います。ファンド内で米国上場投資信託(ETF)を購入するのではなく、オルカンなどと同様に個別の株式に直接投資をする形を取ります。連動する株価指数はMSCI ACWIです。先進国株(日本含む)が9割弱、新興国株が1割強で、国別比率では米国が6割を占めます。指数の対象は世界の大・中型株式約3,000銘柄で、世界の時価総額の85%程度を占めます。恐らくは分配金を出さずにファンド内で配当金を再投資し、配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を可能にすると思います。

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