こんにちは、日本でインデックス投資をする環境は非常に恵まれています。「長期、分散、低コスト」に忠実な時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドの運用管理費(信託報酬)は低コストのもので、年0.06%を切っています。金融市場の本場米国の上場投資信託(ETF)に匹敵するレベルの低コストぶりです。しかも、これらの超低コストインデックスファンドでは、売買手数料はかかりません。少額投資非課税制度(NISA)のつみたて投資枠(自動的に成長投資枠も)の投資対象になっているため、非課税で運用できます。インデックス投資家の大先輩方が苦労して探したインデックスファンドが繰り上げ償還になったり、今から見ると決して安くない信託報酬の投資信託で積み立て投資をして一定以上の金額(一般にはETFの最低購入単位を満たす金額以上)になった時点で米国の低コストETFに乗り換えたりという話を見聞きすると、日本のインデックス投資環境は劇的に向上したと感じます。感謝しかありません。
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NISAと相性抜群、効率的に複利運用
「長期、分散、低コスト」の条件を満たす時価総額加重平均型の全世界株式などのインデックスファンドの大きな利点の一つとして、分配金を出さずに配当金や分配金をファンド内で再投資しているため国内配当課税を繰り延べて効率的な複利運用を実現している点があります。実はこの利点は、NISAと相性抜群です。NISA口座で投資信託及びETFから払い出された分配金や株式の配当金を再投資すると、再投資した金額分だけ投資枠を消費します。これに対し、分配金を出さずにファンド内で配当金や分配金を再投資している投資信託の場合、NISA口座の投資枠を消費することなく配当再投資が可能となっています。効率よくNISA口座を活用した複利運用を実現できます。課税口座では、払い出された配当金や分配金には約20%の税金が発生するため、配当金をそのまま再投資するには課税後の金額しかできません。これに対し、分配金を出さずにファンド内で配当金や分配金を再投資している投資信託では、国内配当課税が繰り延べられるため税引き前の金額を再投資できます。
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