こんにちは、非課税期間が無期限化され、生涯及び年間投資上限額が大幅に拡充された少額投資非課税制度(NISA)が始まった1月から3月の新規口座開設数は170万件と前年同期比の3.2倍になりました。累計買い付け額も4兆6,822億円と前年同期比の2.9倍に達しました。日本証券業協会(日証協)が対面証券大手5社とインターネット証券大手5社のNISA口座の変化を調べ、7日付日経朝刊で報じられました。記事によると、日経の聞き取り調査の結果、3月末時点の開設数シェア首位は楽天証券で、2位がSBI証券だったと報じています。SBI証券が2023年ごろから主に楽天証券をターゲットにした口座移管手数料全額キャッシュバックキャンペーンや率先した取引手数料無料化を打ち出していましたが、対抗した取引手数料無料化や持ち味としている口座画面の見やすさ、取引アプリの使いやすさ、系列銀行との即時入出金サービスなどが奏功して楽天証券が首位に立ったのではないかとみています。
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1位楽天証券、2位SBI証券が圧倒的
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詳しい記事の内容は該当日の朝刊か日経電子版(該当記事は有料会員限定記事)をご覧ください。なお、楽天証券に口座を開設し、取引アプリ「iSPEED」をダウンロードすれば日経テレコンから読むことができます。記事によると、3月末時点の口座開設数は楽天証券が520万程度(35%)、SBI証券が477万口座(32%)です。インターネット証券の両巨頭である上位2社合わせて調査対象10社全体の全体の3分の2を占めています。3位以下は大きく離されて野村、SMBC日興、大和の各対面証券が続いています。6位以下はマネックス(ネット)、みずほ(対面)、カブコム(ネット)、三菱UFJ(対面)、松井(ネット)です。楽天証券はNISA口座の半数以上を30代以下の若者が占め、性別では女性が5割超を占めています。楽天証券、SBI証券はどちらも甲乙つけがたい証券会社です。上場株式や上場投資信託(ETF)などを担保に日証金から融資を受ける証券担保ローン(コムストックローン)をするなど特殊な条件がない限り、どちらでもいいと思います(なお、コムストックローンをするならばSBI証券の方が少しばかり手続きが楽かつ利便性が高いです)。「長期、分散、低コスト」を地で行くeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の取り扱いが両方ともあります。なお、私は楽天証券、家族はSBI証券をNISA口座を開設するメーンの証券口座としています。NISAでは全額オルカンまたはオルカンに類似した低コストインデックスファンドに投資しています。リスク資産全体でも、ほとんどがオルカンまたはオルカンに類似した低コストインデックスファンドです。新規買い付けはオルカンだけです。無リスク資産(生活防衛資金等を除く)は私が個人向け国債変動10年、家族が預金です。
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