こんにちは、19日の東証株価指数(TOPIX)は反落し、終値で1.91%安となりました。日経平均は大幅反落となり、終値で2.66%安となりました。下落幅は1,011円35銭となり、2021年以来3年2か月ぶりの下げ幅を記録しました。世界の機関投資家が注目しているS&P500指数も米国東部時間19日正午現在、前日終値比で0.6%下げています。一時節目となる5,000ポイントを割り込みました。報道によると、18日の米ハイテク株安に加え、日本時間19日午前に中東情勢の緊迫化が報じられると、リスク回避目的の売り注文がさらに広がったとしています。中東の大国であるイランとイスラエルの復讐合戦による中東情勢の悪化は不安と懸念しかありません。一刻も早い解決を願うばかりです。しかし、株価下落はよくある話や程度にすぎません。いちいち不安になる必要は全くないと思います。
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航路を守るだけ
短期的に20~30%下落しようと、反対に上昇しようと、10年、20年、30年の単位で考えればはっきり言って誤差レベルの違いしかありません。5年前のコロナショック前と比較しても、全世界株式や先進国株式、米国株式、日本株式は全然高い水準にあります。ここ100年で見ても二度の世界大戦、核戦争危機、世界恐慌、オイルショック、リーマン・ショック、コロナショックといった人類の危機、金融危機を乗り越えて世界の株式市場は長期的に見れば大きく成長してきました。そもそも、どんなに分散された時価総額加重平均型の全世界株式でも、期待リターン数%に対し、リスク(1標準偏差)は20%前後あるとされます。2標準偏差(5%程度の確率)の悪いほう(2.5%程度)を引くと、1年に30数%の下落はあり得ます(なお、2標準偏差のいいほうを引くと1年に40数%プラスです)。だからこそ、リスク許容度の範囲で投資をすることが大切です。「長期、分散、低コスト」の大原則に合致したリスク資産や無リスク資産に分散投資し、資産配分を守った投資を続けていくだけです。目先の株式市場の変動に左右されず、航路を守っていきたいです。
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