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トップは不動だが、一部異変

投信積立2023年10月 株式投資の心構え
ウェルスアドバイザーより引用
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 こんにちは、ウェルスアドバイザー(旧モーニングスター)が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2023年9月版が公表されました。公開しているトップ11のうち7本は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックスファンドです。いずれも、基軸となる時価総額加重平均型の全世界、全米、S&P500、先進国の各株価指数に連動しています。首位は前回同様にeMAXIS Slim 米国株式(スリム米国株式)で、29ポイント(1社平均9.67ポイント)でした。2位オルカンは28ポイント(1社平均9.33ポイント)でした。株式の分散投資先として期待される低コスト国内債券インデックスファンド※は別として、ブームに乗った感があり、正直言ってこれ1本で運用するには大いに疑問が残る投資信託も3本ほど入ってきています。

個人向け国債変動10年
財務省ホームページより

※国内債券インデックスファンドに運用コストを支払うぐらいならば、取引手数料、運用コストゼロかつあらゆる金融機関の預貯金よりも安全性は高いとされる個人向け国債変動10年の方がおおむねいいという話は置いておきます。

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ランキング決定方法

インド株インデックスがトップ10で存在感を増す=ネット証券の投信積立契約件数ランキング23年9月
投資信託を中心とし、株式、上場投資信託(ETF)、ニュース、動画(ビデオレポート)、レーティング、各種ランキング情報を提供し、資産運用に役立つポートフォリオや便利なツールが豊富です。

 ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にウェルスアドバイザーが集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックスファンドを多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。

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強いeMAXIS Slim

投信積立2023年10月
ウェルスアドバイザーより引用

 積み立て契約件数トップ11は【表】の通りです。スリム米国株式、オルカンをはじめとして、スリムシリーズから5本ランクインしました。5位にスリム先進国株式、7位にスリム国内債券、10位にスリム全世界株式除く日本が顔を並べました。スリムシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたり目指し続ける」をコンセプトとし、低コストのインデックスファンドを取り扱っています。今回ランクインした5本のうち、スリム米国株式、オルカン、スリム先進国株式、スリム全世界株式除く日本は資産形成の主軸となりうる超優良低コスト投資信託です。スリム国内債券も個人向け国債変動10年が仮に存在していなかったら、政策金利や長期金利の状況次第で有力な株式の分散投資先になっていたかもしれません。オルカンとスリム除く日本は指数使用料などを含めた運用管理費(信託報酬)を引き下げ年0.05775%と国内最安水準となっています。信託報酬を年0.05775%で設定され、前回いきなり9位にランクインしたはじめてのNISA・全世界株式インデックス(はじカン)はランク外となりました。オルカンなどの信託報酬対抗引き下げの影響で、はじカンに積み立てを始めた投資家がオルカンに回帰したのではないかと個人的には見ています。

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