確定拠出年金(DC)専用ファンドの野村外国株式インデックスファンド・MSCIーKOKUSAI(野村先進国株式DC)が7月、DC専用ファンドで史上初となる純資産総額1兆円を突破しました。7月30日現在では1兆126億円となっています。2002年2月22日に運用を開始して以降、何度も運用管理費用(信託報酬)を引き下げ、現在では年0.09889%と十分にトップクラスの低コスト商品となっています。純資産総額は2020年から急増し、5年で5倍程度にまで成長しました。投資家に寄り添いコストを下げ続けてきた企業型DCの知る人ぞ知る「神投信」が1兆円ファンドに仲間入りし、おめでとうございます。
低コストDC限定投信



野村先進国株式DCは日本除く時価総額加重平均型の先進国株価指数MSCIーKOKUSAI(円ベース)への連動を目指しています。交付目論見書によると、組み入れ上位国・地域は米国75.0%、英国4.0%、カナダ3.4%、フランス3.0%、ドイツ2.8%となっています。信託報酬は年0.09889%で、直近の隠れコストを含めた総経費率は年0.12%でした。おおむね指数に沿った運用をしています。年1回決算型ですが、直近では毎期末に5円ずつ分配金を出しています。基準価額などから見れば極めて健全な分配水準といえます。通常の課税口座や少額投資非課税制度(NISA)口座ではマイナスポイントとなってしまいますが、iDeCoや企業型DC口座では運用中は運用益や売却益、分配金に課税されず、かつ投資枠を消費することなく自動で分配金が再投資されるため実質的には効率的な複利運用を実現しているとみていいです。
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