こんにちは、東証マネ部に「プラチナNISA報道で話題の毎月分配型投資信託の気になるデータ」と題したコラムが掲載されました。アセットマネジメントOne 未来をはぐくむ研究所提供による記事で、高齢者限定で導入が提言されている「プラチナNISA」で、毎月分配型投資信託が投資対象になるのを受けて執筆された記事です。記事では投資信託協会が2025年3月に公表した「2024 年投資信託に関するアンケート調査報告書(全般編)」を引用し、現在投資信託を保有している人の中で20代が全年代で最も毎月分配型の保有率が高い結果だったと紹介しています。なお、保有率は41.0%にものぼります。記事でも言及している通り、毎月分配型投資信託は「長期分散低コスト積み立て」の原則から最も遠く、長期の資産形成には不適格としてNISAの投資対象から除外された経緯があります。正直言って、20代で毎月分配型投資信託に投資する意味が全く見いだせなく、理解できません。
理解せずに魅力を感じている?

詳しい記事の内容は上のリンクをご覧ください。驚きと困惑が混じっています。記事によると、毎月分配型投資信託の魅力度も示されており、20代が最も高い37.5%でした。毎月分配型投資信託保有者に限定すると、60.1%にも跳ね上がります。分配金の六つの特徴認知調査では、20代が全項目で最も認知度が低い結果でした。毎月分配金は元本払戻金が横行している点や分配金が支払われた分だけ基準価額が下がる点の理解度があまりにも低すぎるとしか思えません。まさかとは思いますが毎月分配型投資信託の分配金を「お小遣い」と勘違いしていたとしたら、即刻認識を改めるべきです。分配金が払い出されたら、払い出された分だけ基準価額が減り、あなたの運用資産は目減りします。絶対に動かせない普遍的事実です。毎月分配型投資信託のような最低最悪な劣悪金融商品とは、即刻縁を切るべきだと思います。
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