こんにちは、主要ネット証券5社と主要対面証券5社の少額投資非課税制度(NISA)口座で2024年に個人が購入したリスク資産は約11兆9,000億円で、旧NISA時代の実績と比較して4倍に膨らみました。12月28日付日経朝刊2面で報じられました。日経朝刊によると、NISA口座の資産内訳で最も多いのが投資信託で59%でした。投資信託のうち、最も多いのが約2兆円買われたeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)だったといいます。オルカンのような「長期分散低コスト」といったリスク資産運用の原則に最も合致したといえる商品が人気を集めたのは、多くの投資家がNISAで健全な運用資産を選択したと一定程度いえると思います。ただ、4割程度が個別株式に向かっています。個別株式の人気は一定の層にまだまだ根強いともみられます。
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詳しい記事の内容は該当日付の朝刊をご覧ください。日経電子版でも読めます(有料会員限定記事)。楽天証券に口座を開設し、取引アプリ「iSPEED」をダウンロードすれば、「日経テレコン」からも一定期間読めます。日経が主要ネット証券のSBI、楽天、マネックス、auカブコム、松井の5社と、主要対面証券の野村、SMBC日興、大和、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレーの5社にNISA口座を使った個人の投資状況を聞き取りした報道です。日経朝刊によると、NISAで投資信託が多く買われる傾向は後半になるにつれ鮮明になってきたとしています。年初は成長投資枠の上限まで買う投資家が多く1月の投資信託比率は50%程度でしたが、11月には72%まで達したといいます。8月上旬に一時あった急落を経て個別株式への投資額が8月から9月にかけて減ったのに対し、反対に投資信託の買いは14%増えたとしています。私個人としては、NISAでも、個人型確定拠出年金(iDeCo)でも、課税口座でも「長期分散低コスト」に合致する時価総額加重平均型の全世界株式1本にリスク許容度の範囲内で投資すればリスク資産はそれで事足りるという立場です。個人向け国債変動10年や普通預貯金といった無リスク資産との配分を守ることが大切です。
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