こんにちは、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の純資産総額が9日、4兆円を突破しました。3兆円を突破したのは4月9日ですので、ちょうど3カ月で1兆円を積み増しました。少額投資非課税制度(NISA)の生涯投資枠が無期限となり、年間投資枠が大幅引き上げになった今年1月以降、全投資信託で資金流入額はオルカンが毎月首位となっています。純資産総額が5兆円を超え、あのグローバル・ソブリン・オープン毎月決算型(グロソブ)の最高記録超えが目前となっているeMAXIS Slim 米国株式とともに、日本の投資信託の主軸として純資産総額を着実に伸ばしていってほしいです。オルカンの運用会社、販売会社、信託銀行、そして保有者の皆様おめでとうございます。
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長期分散低コストを地で行く
オルカンは時価総額加重平均型の全世界株価指数MSCI ACWIに連動しています。世界40数か国・地域の3,000銘柄に時価総額通りの配分で投資をしています。世界の株式時価総額の85%をカバーしています。国・地域、通貨、銘柄分散がされています。「長期、分散、低コスト」といった株式投資の基本に最も忠実な金融商品の一つです。設定以来、分配金を払い出さずにファンド内で配当金などを再投資しており、配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を実現しています。ファンド内での配当再投資の際にNISAの投資枠を消費することはないので、NISAの投資枠も無駄なく使えます。投資信託から払い出された分配金は利益の分は20%強課税されます。NISA口座では非課税ですが、払い出された分配金を再投資する際はNISAの投資枠を新たに消費します。分配金を受け取れば、運用しているファンド内の資産が分配金の分だけ当然ですが目減りします。運用管理費(信託報酬)は年0.05775%以内で、本場米国の全世界株式インデックス上場投資信託(ETF)よりも安いコストです。なお、直近の実質コストは運用報告書によると、年0.131%(売買委託手数料や有価証券取引税含む)です。ただ、オルカンは過去1年余りに2回信託報酬を引き下げ、年0.1144%以内から年0.1133%以内を経て、今のコストになりましたので、次回の運用報告書ではさらに実質コストは低下すると推察されます。
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