こんにちは、2023年以降、世界的に株高かつ円安ドル高が進行し、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)などの全世界株式は史上最高値圏にあります。円換算でみると、より一層明確に感じます。15日付日経電子版に「新NISAで人気の『オルカン』円高進行ならば資産減か」と題した記事が掲載されました。「日経の良心」として知られる日経編集委員で証券アナリストの田村正之氏の署名記事です。田村氏は、オルカンが通貨分散されており、長期的には海外株式の現地通貨ベースでの上昇率の方が為替変動よりも大きい傾向にある点を指摘しています。その上で現時点での相場が割高かどうかが長期的な運用成績に与える影響は大きくないと明かしています。多くの人に読んでいただき、急激な株価や為替変動時に何度も読み返したい記事だと思います。「長期、分散、低コスト」の大原則を守り、リスク資産と無リスク資産の配分を守り、リスク許容度の範囲内でオルカンに投資し、保有し続けていきたいです。
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長期の運用成績に現時点の株価水準は…
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