こんにちは、ファイナンシャルプランナー(FP)でウェルスペント代表取締役の横田健一氏が「NISAの第一歩が踏み出せない方へ・市場の荒波に惑わされない投資の考え方」と題した記事を楽天証券コラムサイト「トウシル」に寄せました。記事では、長期投資ならば足元の株価水準は気にすることはなく、運用利回りへの影響は限定的だとデータを元に示しています。
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運用期間が長いほど差は小さく
詳しい記事の内容はリンクからご覧ください。記事では、現在の株価水準が100として年率5%で運用できれば、20年後には265.3になります。20年後の到達水準が同じで、20%下落(割安)の水準で投資できたとすれば運用利回りは年率6.18%になります。反対に20%上昇(割高)水準で始めれば、運用利回りは年率4.05%です。せいぜい年率1%程度の差です。運用期間が30年で、最終到達水準が変わらないと仮定すれば、20%下落水準の開始で運用利回り年率5.78%、20%上昇水準開始で運用利回り年率4.36%と運用利回りの差は一層小さくなります。なお、運用期間30年で年利5%で運用すると現在100ならば、432.2にまで大きくなります。投資のタイミングは長期になればなるほど影響が小さくなると分かります。長期間の運用で影響が大きいのは資産配分です。リスク許容度の範囲内でリスク資産と無リスク資産の配分を考え、決めることが大切です。なお、積み立て投資は一括投資よりも優れているわけではありません。長期的に資産が上昇するならば、一括投資の方が圧倒的に有利とされています。ただ、積み立て投資は給与所得者がやりやすく、少額投資非課税制度(NISA)や個人型確定拠出年金(iDeCo)も積み立て投資がやりやすく設定されています。いきなりまとまった金額を運用するのが怖いという人への気休め(偽薬)といった効果も見込めます。いずれにせよ、適正なリスク許容度で運用することが大切です。
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