こんにちは、「AERA dot」に「新NISAでありがちなセールストーク『うまい断り方８選』余計な投信・外貨・保険を避けよ」と題した記事が掲載されました。私とX（旧ツイッター）で恐れ多くも相互フォローさせていただいている超人気かつ良心的な投信ブロガーりんり氏が銀行や対面型証券会社でありがちなセールストーク８つを紹介し、考え方やや切り返し方を紹介していました。新NISAの最速RTA(笑)なんかに必死になるよりも、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても、とても大切な心構えだと思います。
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超重要８カ条
詳しい記事の内容はリンクから該当記事をご覧ください。この該当記事には前編があり、現役銀行員が激白した生々しく「えぐい」営業の手口が紹介されています。なかなか面白いと思うと同時に、背筋が寒くもなりました。後編の該当記事で紹介されていた銀行や対面型証券会社にありがちなセールストークは①コア・サテライト戦略という言葉を知っていますか？②別の投資信託を組み合わせることで値動きが安定しますよ③先進国の安心に、新興国の成長をプラスしてみませんか④分散投資の一環として株式のインデックス型投資信託以外のものも組み合わせてみませんか⑤物価が値上がりしていますね。インフレに備えてリート（不動産投資信託）も悪くないですよ⑥日本はまだまだ低金利ですが、海外の金利はこんなに上がっているので外貨預金いかが⑦海外資産での運用に保険がセットになった商品があります⑧リタイア後は、運用しながら取り崩していきましょう。毎月、分配金が出る投資信託がシニア世代に大人気なんですーです。りんり氏は一つ一つ丁寧に切り返しの文言を紹介するとともに、考え方を示しています。印象に残った箇所を抽出すると、①に関しりんり氏は「新NISAはコア（核となる投資信託）だけでOK。一番効率がよく合理的だからコアなんです。サテライトは必須ではありません」と説明しています。②については、複数のリスク資産を組み合わせるより、現金とリスク資産の割合を調整したほうが簡単で確実とした上で、リスクを取りたければ投資信託の割合を増やせばいいし、リスクを抑えたければ預貯金の割合を増やせばいいと語っています。りんり氏が提示しているいずれの考え方も、切り返しも全面的に同意です。特に銀行や対面型証券の営業撃退に有効だと思います。
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銀行や対面型証券に「配慮」する別の某インフルエンサーも…(苦笑)
なお、節約や高配当株投資、インカム投資で有名な別の某インフルエンサーが銀行や対面型証券会社にやたらと気を使い、営業担当者に「配慮」や「思いやり」にあふれる意見を述べていました。仮に私が営業担当者ならこのインフルエンサーに「感謝の声が止まらない」と思いますが(笑)、多くの個人投資家には全く参考にならないと言わざるを得ません。むしろ投資初心者にとっては手数料稼ぎの営業に付け込まれるきっかけを提供しかねないとさえ感じます。確かに不動産投資や事業ならば人脈や「いい営業担当者」に出会うことが必須かつ大切だとは思いますが、リスク資産や無リスク資産の運用（要は株式や個人向け国債といった金融資産の運用）では必要ありません。基本的な投資知識を学び、手数料の安いインターネット証券を活用すれば低コストかつ時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドと個人向け国債変動10年に手軽に投資できます。人脈や「いい営業担当者」に出会わなくても何ら問題なくできます。このインフルエンサーは「たまたま」運よく良心的な営業担当者に出会えただけかもしれませんし、元々金融知識が相対的に高いからこそ、銀行や対面型証券会社側が手数料を効率的に稼げる「営業」は困難と判断し「いい営業担当者」しか当てられなかっただけかもしれません。自身の良心に基づいて意見を述べたと信じたいですが、何らかの意図を持って銀行や対面型証券会社に「忖度」（そんたく）しているのではないかと勘繰ってしまいそうになります(苦笑)なお、雑誌編集者は、多様な意見を紹介しバランスを取るために銀行や対面型証券会社に「配慮」かつ「思いやりにあふれる」意見を述べる某インフルエンサーの意見も紹介したのだと思います。
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