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ニッセイから低コスト米国株式投信爆誕へ

米国国旗 株式投資の心構え
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【おわび】ニッセイアセットマネジメント(AM)は18日、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式500インデックスファンドを11月13日から運用を開始すると正式に発表しました。運用管理費は年0.05775%です。 日経電子版は17日、スクープ記事の中で「ニッセイAMはソラクティブの指数を活用し、年内にも外国株式ファンドを追加投入する」と報道していました。その点を受けて当ブログは<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドと別に、低コストインデックスファンドを新たに出すことを強く懸念する意見を記しました。しかし、ニッセイ・S米国株式500インデックスファンドを既存の<購入・換金手数料なし>シリーズで出してくる点を考慮すると、恐らく年内にも<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬を下げるのではないかと思います。既存の投資家を大切にする<購入・換金手数料なし>シリーズの姿勢はぶれていないと判断します。おわびして追記し、近く今回のブログの続報を出します。

https://www.nam.co.jp/news/fpdf/231018_press.pdf

 こんにちは、ニッセイアセットマネジメント(AM)は11月から超低コストで米国株式500銘柄に時価総額通りに投資するインデックスファンド「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」(ニッセイ米国株式)の運用を開始します。運用管理費(信託報酬)がなんと年0.057%程度と国内投資信託全体でも最安水準となります。日経電子版が17日、報じました。少し思うことがある点に関しては後述しますが、ニッセイAMの心意気に敬意を表します。投資家にとってありがたいです。連動指数が厳密には違うものの、ほぼ100%同じ指数に連動していると言えるeMAXIS Slim 米国株式が対抗して引き下げてくるか注目です。

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新NISAでは成長投資枠のみ対象か

日経電子版の該当記事(有料会員限定記事です)

投資信託の信託報酬値下げ競争、ニッセイアセットも参戦 準大手に波及 - 日本経済新聞
運用会社の間で投資信託の信託報酬を引き下げる動きが一段と広がる。ニッセイアセットマネジメントは信託報酬が競合商品よりも4割ほど低い米国株のファンドを投入する。新しい少額投資非課税制度(NISA)を控え、最大手以外にも引き下げの動きが出てきた...

 日経電子版によると、ニッセイ米国株式は信託報酬を抑えるためドイツの指数算出会社「ソラクティブ」が提供するソラクティブGBS米国500指数を採用しました。前出のeMAXIS Slim 米国株式の信託報酬年0.09372%以内よりも信託報酬を4割程度安くしました。ソラクティブGBS米国500指数は米国の時価総額上位500銘柄で構成され、S&P500指数との相関係数は0.9996%だとしています。報道通りならば、ほぼ100%同じと考えて問題ないと判断します。売買手数料や信託財産留保額はないと思います。分配金は出さずにファンド内で配当金を再投資し、国内配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用をするとみられます。ソラクティブGBS米国500指数は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象指数にはなっていません。新NISAのつみたて枠対象とはならず、成長投資枠のみの対象になると予想します。

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既存の投資信託を大切にして

 日経電子版によると、ニッセイAMはソラクティブの指数を活用し、年内にも外国株式ファンドを追加投入するといいます。この文言を見て「既存のファンドを大切にしてほしい」と強く思いました。S&P500指数またはこれに類似する指数連動投資信託はニッセイAMで恐らく新設なのでまだしも、外国株式インデックスファンドは既にニッセイAMに低コストかつ純資産総額が5,680億円を超えている<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国株式)が存在します。ニッセイ先進国株式が根強く投資家に支持されてきた大きな理由の一つに「新たに低コスト投資信託を作るのではなく、既存のニッセイ先進国株式」の信託報酬を幾度と下げ続け、既存の投資家を大切にする姿勢を長年示し続けてきた点もあると思います。報道が事実ならば、厳密には指数が違うとはいえ、ほぼ100%同じと言える指数に連動する投資信託を新たに設定するのはニッセイ先進国株式に既に投資している受益者への大きな裏切り行為になるとも言えるのではないでしょうか。個人的にはニッセイ先進国株式が長年築き上げてきた既存の投資家を大切にするというブランドイメージを大きく損ない、結果として「自殺行為」になりかねないとさえ思います。

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