こんにちは、株式などリスク資産への投資を始めてから、しばらく経ちました。まだまだ投信ブロガーの大先輩たちの年数や境地には達していないと自覚しております。広く銘柄や地域、通貨が分散された全世界株式インデックスファンドなどへのリスク許容度は投資を始めた当初より高くなっていると思います。一方で、個別株式へのリスク許容度は反対に投資初心者の頃よりも著しく低くなったと痛感しています。まとまったお金が必要になった時は個別株式を優先して売却して完全に保有ゼロになりましたが、個別株式固有のリスクに徐々に耐え切れなくなってきたという面も今思い起こすとあったと思います。なお、ある個別株式を売却した直後に急上昇し、1年弱で3倍ぐらいになったこともありました(苦笑)
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市場リスクはOKでも非市場リスクは無理
大きな株価変動があっても、広く分散されたインデックスファンドならばほとんどのケースで気になりません。「まあ、よくあること。後から振り返ると恐らく大半は誤差みたいなもの」と割り切れます。一方、個別株式の場合は同じようには思えなくなっていました。アップルやマイクロソフト、コカ・コーラ、ネスレ、トヨタとった世界的超優良企業でも個別リスクからは逃れられません。事実、GMや日本航空といった誰もが知るような世界的大企業でも経営破綻したケースはあります。かつて社債の格付けが日本国内最高格で、超優良配当株式としてされていた東京電力は原発事故で壊滅的な株価下落に見舞われ、徐々に回復しているものの事故前の株価水準には遠く及んでいません。市場リスクは一定程度までは大丈夫でも、非市場リスクは到底受け入れがたいです。受け入れられるレベルにまで分散を図ろうとすると、個別株式では決算やニュース確認により一層手間がかかるようになり困難になります。たとえ、個別株式が爆発的な利益を生み出す可能性があるとしてもです。だから、皮肉でも何でもなく、個別株式に投資をできる人は自分が持っていないものを持っているので純粋に凄いと思い、敬意を持っています。
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