こんにちは、ウェルスアドバイザー(旧モーニングスター)が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2023年8月版が公表されました。公開しているトップ11のうち9本は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックスファンドです。さらに、つみたてNISA対象投資信託のうち8本は基軸となる時価総額加重平均型の全世界、全米、S&P500、先進国の各株価指数に連動しています。首位はeMAXIS Slim 米国株式(スリム米国株式)で、29ポイント(1社平均9.67ポイント)でした。2位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は28ポイント(1社平均9.33ポイント)でした。鳴り物入りで登場したあの低コスト全世界株式インデックスファンドも新たにランクインしました。
ランキング決定方法
ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にウェルスアドバイザーが集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックスファンドを多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。
eMAXIS Slim 6本ランクイン
積み立て契約件数トップ11は【表】の通りです。スリム米国株式、オルカンをはじめとして、スリムシリーズから6本ランクインしました。3位にスリム先進国株式、7位にスリム国内債券、9位にスリム全世界株式除く日本、11位※にスリムTOPIXが顔を並べました。スリムシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたり目指し続ける」をコンセプトとし、低コストのインデックスファンドを取り扱っています。今回ランクインした6本のうち、スリム米国株式、オルカン、スリム先進国株式、スリム全世界株式除く日本は資産形成の主軸となりうる超優良低コスト投資信託です。しかも、オルカンとスリム除く日本は後述の超低コスト全世界株式インデックスファンドに対抗して運用管理費(信託報酬)を引き下げ年0.05775%と国内最安水準となっています。
※表の10位は11位の誤りだとみられます
はじカン、早くも9位に
今回注目の新ランクイン投資信託は、はじめてのNISA・全世界株式インデックス(はじカン)です。9位に入りました。指数使用料などを含めた信託報酬を年0.05775%で設定され、大いに注目を集めました。あまりにも低コストぶりにオルカンやスリム除く日本も即座に信託報酬の引き下げの決断ができなかったほどです。オルカンにコストダウンで真っ向勝負した心意気は買いたいと思います。
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