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円高株安の先週末でも…

株式投資の心構え
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 こんにちは、先週は終盤に円高と株安が同時に来ました。先週1週間でS&P500指数は5%弱下げました。ドル円レートは週前半は円安に振れましたが、金曜日で急激に円高ドル安に振れ、1週間ではやや円高傾向となりました。国内外の新聞社、通信社の報道によると、米カリフォルニア州の銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行(SVB)が経営破綻したと10日に発表されたことを受け、S&P500指数は大きく売り込まれた金融株を中心に値を下げました。同時に急激にドルが売られ円が買われました。週明けの東証も、今年の株価上昇のけん引役だった金融株などで大きく下落して取引が始まるとみられます。しかし、自分のリスク耐性の範囲内で低コストかつ時価総額加重平均型の全世界株インデックス型投資信託と、個人向け国債変動10年(変動10)に長期的目線で分散投資している人にとって投資方針に影響を与える話ではありません。

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航路を守って

S&P500指数の100年超の指数チャート
S&P500指数の100年超の指数チャート(Trading Viewより引用)

 報道によると、SVBは総資産約2,090億ドル(約28兆2,000億円)で全米16位です。主に新興IT関連企業への融資を手掛けてきました。米銀の破綻規模では史上2番目で、2008年のリーマン・ショック以降では最大です。米連邦準備制度理事会(FRB)の急激な利上げに伴い保有債券価格が下落し、含み損が膨らみました。8日に一部の債券売却に伴う巨額の損失計上と普通株発行による増資を発表し、信用不安に拍車をかけ取り付け騒ぎが起き資金繰りが行き詰まっといいます。しかし、専門家はSVBは取引先が限定的とした上で「金融システム全体に波及する可能性は少ない独自の危機」としています。しかも、全世界株や全米株、S&P500指数、先進国株は歴史的な大暴落や円高、二度の世界大戦、核戦争危機などあらゆる危機的状況を乗り越え、長期では高値を更新してきました。投資期間が長くなればなるほど年平均リターンはプラス数%程度に近づいていきます。ただし、資産全体の上下のブレ幅も大きくなるので、リスクはむしろ大きくなると考えられます。話を戻すと万が一、SVBの破綻が専門家が想定しえない悪影響につながり株価暴落、猛烈な円高ドル安進行につながったとしても、いずれ回復し乗り越えていくと思います。人間の「もっと便利になりたい」「もっと楽したい」という欲求はなかなか馬鹿にできません。落ち着いて、航路を守って、投資を続けていきたいです。

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