こんにちは、米国主要500社で構成されるS&P500指数は9月最終週も下落し、年初来の下げ幅は25%を超えました。暴落の目安となる高値から30%安が見えつつあります。報道やアナリストの分析によると、インフレ高止まりと日本を除く主要先進国で利上げが続いていることが要因として挙げられています。10月から反転上昇するか、暴落入りするか、下げ止まるかは分かりません。しかし、自分のリスク耐性に応じた資産配分を守り、淡々と毎月積み立て(一括)投資を続けていく方針は一切変わらないと思います。
やめずに続けることが大切
日本の投資家にとって、S&P500指数が大きく下落している実感はそれほどないかもしれません。今年は株価下落と同時に円安ドル高も進行しました。円換算のS&P500指数は大きく押し上げられ、年初来でマイナス数%といったところです。実は最近まで横ばいかややプラス圏内でした。今後円高と株安が来れば、往復ビンタの下落がやってきます。事実、リーマン・ショック時には、株価暴落と強烈な円高が同時進行し円換算のS&P500指数は高値から50%を優に超える下落率となりました。しかし、全世界株や全米株、S&P500、先進国株の各指数は長期ではリーマン・ショックや新型コロナショックなどの歴史的な大暴落を乗り越えて右肩上がりで成長してきました。さらに、為替変動の影響はどちらに転ぼうと、長期になればなるほど影響は小さくなっていきます。9月30日に開催された三菱UFJ国際投信のファンミーティングの対談で、日本のインデックス投資家の先駆者である水瀬ケンイチ氏は「相場変動に関係なく、やめずに淡々と毎月定額で積み立て投資を続けることが大切」と強調していました。水瀬氏は20年以上全世界株のインデックス型投資信託に毎月積み立て投資を休まずに続け、大きな資産を築いています。リーマン・ショックをはじめとする円高と株安のダブルパンチを受け、それでもやめずに積み立て投資を続けて乗り越えてきた上での話です。
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS ファンミーティング」の取り上げた当ブログの記事はこちら
水瀬氏のブログの該当記事はこちら
日本のインデックス投資家にとって最高かつ最良の教科書と言える存在のベストセラー著書はこちら。常に手元に置き、今みたいな相場環境の時こそ読み返したいです。(一部山崎元氏と共著)
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