三菱UFJ国際投信の低コストインデックス型投資信託シリーズeMAXIS Slimの合計純資産総額が8日、3兆円を突破しました。三菱UFJ国際投信が発表しました。2017年2月末のシリーズ設定以降、5年5カ月余りで3兆円に到達しました。2021年12月に合計純資産総額2兆円を突破して以降、世界的に株式や債券が軟調だったにも関わらず、8カ月で1兆円増加しました。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA対象)の低コストインデックス型投資信託で圧倒的な存在感のシリーズです。インデックス型にとって、純資産総額の拡大は運用効率の向上や実質コスト削減を見込めプラスです。コスト引き下げへ血のにじむような努力をしてきた関係者の皆様にお祝い申し上げます。
S&P500、オルカンが主力
eMAXIS Slim シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」を掲げています。2017年2月末に4投資信託でスタートしました。現在ではS&P500や日本含む全世界、先進国、日本除く全世界といった時価総額加重平均型の株価指数などに連動するインデックス型投資信託13本が揃っています。8日現在で米国株式(S&P500)が1兆4,205億円、全世界株式(オルカン)が6,347億円、先進国株式が3,602億円、全世界株式(除く日本)が1,634億円を集めています。上位4投資信託でシリーズ全体の85%超を占めています。これら4本はどれもつみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用の主軸にふさわしい投資信託です。ちなみに、S&P500は上場投資信託(ETF)を除く国内株式投資信託純資産総額ランキングで、7月末現在で2位(つみたてNISA対象インデックス型1位)につけています。オルカンは12位(つみたてNISA対象インデックス型4位)としています。
様々な超低コスト投信が揃う
eMAXIS Slim シリーズは運用の主軸としてふさわしい時価総額加重平均型のS&P500、日本含む全世界、先進国、日本除く全世界の各株価指数連動型だけではありません。13本の内訳は前出の株価指数連動型に加えて、新興国や国内の株価指数連動型、国内や先進国の債券指数連動型、国内外の不動産投資信託(REIT)指数連動型、株式、債券、REITを組み合わせたバランス型があります。シリーズのどの投資信託を取ってみても、同じ指数内で手数料は最低水準です。売買手数料、信託財産留保額無料で、維持管理費(信託報酬)は年0.09%台から年0.22%台です。いずれも分配金を出さずにファンド内で配当金を再投資しており、国内課税を繰り延べる形で効率的な配当再投資による複利運用が可能となっています。さらなるシリーズの躍進を期待します。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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