こんにちは、でんです。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託は優秀な商品ぞろいです。トップクラスになれば、低コストの東証や米国市場の上場投資信託(ETF)と遜色のない水準の維持管理費(信託報酬)になってきています。売買手数料もかかりません。はっきり言ってETFよりも手軽かつ効率的で有利とさえ言えます。低コストインデックス型投資信託シリーズで知られるeMAXIS Slim、楽天・バンガード、SBI・V、<購入・換金手数料なし>で、時価総額加重平均型の全世界株(日本含む、日本除く)、全米株、S&P500、先進国株(日本除く)ならば、基本的にどれを選んでもいいです。
手軽かつ効率的
- 100円から投資可
- 無駄の少ない配当再投資
- 配当課税繰り延べ
低コストETFは東証にせよ、米国市場にせよ、購入単位が数千円から数万円です。比較的購入単位が安い東証のiシェアーズ S&P500 米国株ETF(1655)で約4,000円、米国市場のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)で約1万2,000~3,000円かかります。投資信託ならば、証券会社によっては100円から購入できます。ちなみに、楽天証券、SBI証券、マネックス証券は最低100円で、以降1円単位です。ETFは制度上、配当や利子から諸経費を控除して全額分配金として払い出します。当然、分配金には約20%(米国市場ETFならば約27%)の税金がかかります。配当再投資をしたい場合は、ETFの購入単位でしかできません。一定以上の運用規模がないと待機資金率が高くなり、配当再投資の効率が著しく落ちます。例えば、前出の1655ならば約4,000円を1単位でしかできません。税引き後の分配金が7,000円だとすれば最低購入単位しか購入できず、3,000円は待機資金となってしまいます。つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託のほとんどは分配金を出さずに、投資信託内で配当金を再投資しています。eMAXIS Slim、楽天・バンガード、SBI・V、<購入・換金手数料なし>各シリーズは例外なく該当します。各シリーズの投資信託の規模は数百億円~1兆円超と規模が大きく、配当再投資できない待機資金率は著しく低くなります。さらに、約20%の配当課税が繰り延べられるため、より多くの配当金を再投資できます。各シリーズの低コストインデックス型投資信託から敢えて一つ選ぶならば、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)でしょうか。もちろん、画像で紹介した他のインデックス型投資信託も優秀な投資先です。
低コストETFも素晴らしい
確かに昨今のつみたてNISA対象低コストインデックス型投資信託と低コストETFの信託報酬差は小さくなり、お手軽さ、配当再投資の効率、配当課税の繰り延べ効果、手間を考えれば低コストインデックス型投資信託の方が有利です。資産形成期ならば、なおさらです。しかし、低コストETFも、投資先として考えれば極めて優秀です。すでに東証や米国市場のETFで投資を続けている、または敢えて分配金を得ながら投資をしていきたい人にとっては低コストの全世界株、全米株、S&P500、先進国株ETFは文句のない運用先です。東証ならば1655やMAXIS米国株式上場投信(2558)、MAXIS全世界株式上場投信(2559)、米国市場ならば、VT、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)などが有力な選択肢です。自信を持って続けてOKです。
ETFを除く投信の分配金に要注意
ETF以外で分配金を払い出している投資信託は投資する価値はないとさえ言えます。ETFで制度上認められていない値上がり益どころか、投資元本から払い出す特別分配金(タコ足分配)さえ認められています。事実、毎月分配型(決算型)投資信託などでタコ足分配が横行しています。配当再投資をしていくならば、つみたてNISA対象の無分配型で低コストのインデックス型投資信託、分配金がほしいならば低コストETFと考えればシンプルで判断しやすいと思います。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。今回は少しだけおまけがあります。
今週は2,000円投資
先週の広島カープは2勝2敗でした。目標通りでほっとしました。よってeMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)に2,000円投資しました。来週は3,000円投資できればと思っています。
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