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S&P500、68回目の最高値更新

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。世界の機関投資家が指標としている米国S&P500指数は23日の終値で2週間ぶりに史上最高値を更新しました。日経新聞電子版などによると、更新は今年68回目です。1928年以降では1995年の77回に次ぐ史上2位の回数とのことです。年初来では27.7%の上昇と上昇率でも記録的な好調の年となっています。

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来年は悲観的な見方があるが…

 米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小(テーパリング)の加速を決定しており、来年には複数回の利上げが見込まれています。利上げは株価収益率(PER=株価/1株当たりの純利益)の高い銘柄ほど株価下落の圧力になる傾向があります。新型コロナ以降というかここ10年以上の米国株の上昇をけん引してきたハイテク銘柄は高PER銘柄が多いです。つまり、世界の時価総額の5~6割程度を占める米国株にとって今後は厳しい状況になる可能性があるということです。日経電子版によると、金融専門誌バロンズは2022年の米国株の相場見通しについて「金利上昇で来年の株式市場の大きなリターンは期待できない」としているといいます。筆者自身も、来年の米国株は今年のような記録的な上昇はとうてい期待できないとみています。むしろ長期的なインフレ調整後の年平均リターン5~7%を下回る可能性はもちろん、プラスマイナスゼロからマイナスもあり得ると思っています。

登録者100万人超えの人気ユーチューバー両学長氏のチャンネルの動画で紹介された。「投資の大原則」です。インデックスファンドの巨人バートン・マルキール氏とチャールズ・エリス氏の共著です。投資初心者でも理解できる分かりやすい内容です。貯蓄の大切さと税制優遇制度の活用、生活防衛資金の確保、分散投資の必要性、クレジットカードローンなど高金利ローンの危険性、短期運用のワナなどを紹介した上で、低コストの全世界株価指数などに連動するインデックスファンドに投資するのが良いとしています。ちなみに、動画では米国上場投資信託(ETF)を紹介していましたが、多くの日本人は利便性や配当再投資の効率性、税制優遇制度活用、為替コストなどの観点から積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託の方が有利だと思います。

 

方針は不変

 全世界株価指数や全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数に連動するインデックスファンドに長期投資をしている投資家は、専門家はもちろん個人投資家で広がっている見立てと関係なく、淡々と毎月定額積み立て(あるいは一括)投資を続けて何ら問題ありません。いかなる著名投資家やアナリストでも未来は読み切れません。ましてや個人投資家ならばさらに予測困難といえます。筆者は自身の株価の見立てほど信用できないものはないと自覚しています。来年の株価が低調な年になろうと、今年同様の好調の年になろうと方針を変える必要は一切ありません。株価の急落と急騰タイミングなんていつ来るか知れたものではありません。しかも、全世界株や米国株、先進国株は2度の世界大戦、東西冷戦、世界恐慌、核戦争危機、ITバブル崩壊、リーマン・ショックなどの挙げればきりのなりぐらいの危機を乗り越え、長期的には右肩上がりで成長してきました。航路に従って淡々と投資し、保有を続けるのが賢明だと思います。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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