こんにちは、でんです。モーニングスター社が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング8月版が公表されました。日本を除く先進国株価指数(MSCIコクサイ)に連動する低コストのインデックス型投資信託が上位に入りました。先進国株価指数は全世界株価指数、全米株価指数、S&P500指数とともに、インデックスファンド運用の主軸となる株価指数です。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託は相変わらず強く、トップ10のうち八つを占めています。※今回のトップ10は同率が発生したため、11商品です。
ランキングの概要
ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にモーニングスター社が集計しているとのことです。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したそうです。満点で30点となります。
国際分散投資の原点
今は全米株価指数、S&P500指数、全世界株価指数に連動する低コストのインデックス型投資信託を気軽に買えます。しかし、日本で投資信託を通じて国際分散投資と言えば、かつてはMSCIコクサイに連動する投資信託に投資することを指しました。外国株のインデックスファンドの長兄と言える存在です。企業型確定拠出年金(DC)は新規銘柄が入りにくいです。その中でも比較的低コストで運用できる国際分散型インデックス投資信託は、ほとんどがMSCIコクサイに連動しています。店舗型証券会社、銀行などで投資信託を運用する際にも、可能な限り低コストのMSCIコクサイに連動する投資信託を探すのが現実的です。※店舗型証券会社や銀行での投資信託運用は基本的にはやめた方がいいと思います。どうしてもインターネット証券ではできないという人向けに以前運用の考えを記事にしていますので、よろしければそちらをご覧ください。
3位に上昇
1位はeMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)で28ポイントを集めました。毎月圧倒的な点数を集めて1位です。平均で10点満点中9.3ポイント集めています。2位はSlim 全世界株式(オール・カントリー)で23ポイント(平均7.6ポイント)でした。国際分散投資の教科書ともいえる投資信託です。3位にSlim 先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)が入りました。いずれもMSCIコクサイに連動します。15ポイント(平均5ポイント)でした。5位以下は(表)の通りです。つみたてNISA対象の商品が九つで、そのうち低コストのインデックスファンドが八つでした。一部に長期投資に不向きなブルベア型や信託報酬が高い投資信託が入っていますが、全体的には極めてまっとうな商品が上位に来ているという印象です。ランキング外ではSlim除く日本が低コストで優秀な商品だと思います。
今週は3,000円購入しました
先週の広島カープは3勝3敗でした。よってSlimS&P500を3,000円購入しました。激しくなっている優勝争いとは無縁ですが、ペナントレースをひっかきまわしていければ面白いなと思います。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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