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東証で買えるS&P500(FoY選外の優良投信⑦)

MAXIS米国株式表紙 Fund of the Year
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 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020(FoY)」で惜しくも入賞できませんでしたが、優良またはコンセプトが面白いと思う投資信託や上場投資信託(ETF)を取り上げる連載です。第7回目はMAXIS米国株式(S&P500)上場投信(証券コード2558)です。東証上場の個別株と同様に、市場でリアルタイムに手数料格安のS&P500連動ファンドに投資できます。

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手数料格安

  • 配当二重課税調整対象銘柄
  • マーケットメイク対象
  • SlimS&P500とマザーファンド共有
MAXIS米国株式手数料
MAXIS米国株式売買板
2558の売買板。個別株と同じく市場で売買できる(楽天証券iSPEEDより)

 2558は信託報酬年0.0858%と東証ETFの中でトップクラスの安さです。楽天証券やSBI証券、マネックス証券など購入時手数料も無料となる証券会社もあります。外国の株式や債券、ETFなどから出る配当金や分配金は現行では原則、現地と日本国内で二重に課税されてしまいます。米国株式や米国ETFを例にすれば、現地課税約10%と日本国内課税約20%が課されてしまう結果、約28%の課税となってしまいます。しかし、二重課税調整対象銘柄になれば現地課税と日本国内課税を合算した結果が約20%になるように調整され、結果として二重課税が解消されます。2558は二重課税調整対象銘柄のため、外国株式特有の配当課税面での不利は受けません。流動性を確保し、対象株価指数にかい離しない取引値で取引できるようにマーケットメイク対象銘柄にもなっています。億単位の一括取引でもしない限りは、自身の売買で取引値が想定以上に大きく動いてしまう「板飛び」をそれほど心配せずに購入ができるようになっています。

MAXIS米国株式仕組み
2558はSlimS&P500とマザーファンドを共有している
MAXIS米国株式月次レポート①

 2558の純資産総額は131億円で、2020年1月の設定以来右肩上がりで成長しています。加えて積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象投資信託で最大の純資産規模を誇る格安インデックス型投資信託eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)とマザーファンドを共有しています。SlimS&P500の純資産総額は4,767億円で、マザーファンドの純資産総額は少なくとも4,900億円程度はあります。アップルやマイクロソフト、アルファベット(グーグル)などいわゆるGAFAMと呼ばれる巨大ハイテク銘柄が上位に来ています。組み入れ業種はおおむねバランスが取れています。

東証ETFではピカイチ

MAXIS米国株式表紙

 2558は東証ETFの中ではMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)、iシェアーズ S&P500米国株ETF(1655)とともに一押しです。いずれも信託報酬が安く、二重課税調整対象銘柄かつマーケットメイク対象銘柄です(ただし2559は売買板が少し薄いので数千万円以上の一括取引の場合は板飛びに注意してください)。安心して購入ができます。本場の米国ETFと信託報酬のそん色がないレベルになってきており、売買手数料や為替手数料、楽天証券などで利用できる貸株による金利収入などを考慮すれば、明確に有利と言えます。目に見える形で分配金を得ながらインデックスファンドに長期投資をしていく場合、2558は有力な選択肢となります。※個人投資家が利用できる最低水準の為替手数料よりも、機関投資家の為替手数料の方が有利と推定されています。※分配金を再投資するならばSlimS&P500のように配当課税を繰り延べ、分配金をファンド内で自動再投資するインデックス型投資信託の方が有利です。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今後も機会を見てFoY選外の優秀な投資信託やETFを紹介していきます。

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