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投資家に寄り添う会社(Fund of the Year 2022⑥)

セゾンバランス表紙 Fund of the Year
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 こんにちは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」でランクインしたトップ20の投資信託や上場投資信託(ETF)を今年も不定期連載で紹介しています。第6回目は世界中の株式と債券に分散投資をするアクティブ型バランスファンド「セゾン・グローバルバランスファンド」(セゾンバランス)です。正直、運用管理費(信託報酬)はそこそこ高いですが、運用会社のセゾン投信が直販で販売しており、長年にわたり投資家に寄り添い続けた姿勢がとても高く評価されています。毎年ランキング上位に食い込んでいます。

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投資対象と運用会社の姿勢は素晴らしいが…

セゾンバランス特色
セゾンバランス手数料

 セゾンバランスは、バンガード社の8つのインデックス型投資信託に投資しています。株式と債券が50:50になるように運用し、株式部分はほぼ全世界株の時価総額通りの配分です。債券部分は米国、欧州、日本といった先進国債券におおむね時価総額通りに投資をしています。株式、債券ともに為替ヘッジをかけていません。複数の米国の投資信託に投資すると意味ではロボットアドバイザー(ロボアド)型投資信託に非常に似ています。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のアクティブ型投資信託です。設定以来分配金を出さずにファンド内で再投資しているため、効率的な複利運用を実現しています。信託報酬は年0.56%+-0.02%です。日本にある多くのロボアドの信託報酬が1%超ですので、ロボアドよりは良心的な手数料と言えると思います。投資対象と運用会社の姿勢は非常に素晴らしいですが、信託報酬は正直言えば高いです。ちなみに、解約・売却時にかかる信託財産留保額が0.1%かかります。信託財産留保額は運用会社が受け取るものでなく、既存の保有者への「迷惑料」ですので必ずしも悪いものとはいえません。

 

 

バランス型投信では圧倒的人気

セゾンバランス表紙

 セゾンバランスは2007年の設定以降、長年にわたり投資家に寄り添った運用、販売、報告をしてきました。信託報酬も今の相場では高いですが、設定当時では低コストの存在でした。純資産総額は24日現在で3,395億円と国内のバランス型投資信託では圧倒的な人気を集めています。唯一にして最大の欠点である高い信託報酬を除けば、運用会社の姿勢も、投資対象も、比率が時価総額加重平均型に近い点も大変評価できる投資信託です。少なくとも2倍程度の信託報酬を課されるロボアドやターゲットイヤー型投資信託に投資するぐらいならば、セゾンバランスに投資をした方が絶対にいいと思います。

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