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投信とETFの分配金

東証公式ETF・ETNガイドブック 株式投資の心構え
(東証公式ETF・ETNガイドブックより)
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 こんにちは、でんです。投資信託と上場投資信託(ETF)から出される分配金は意味合いが違います。投資信託の場合は分配金を出さずにファンド内で再投資する無分配型が圧倒的に有利です。ETFは制度上、元本から取り崩す特別分配金(タコ足分配)が認められず健全な形で分配金が出ますので分配金がほしいならばETFに投資するのがいいと考えます。※個別株の配当金の話は機会があれば別の機会に取り上げるのを検討しています。

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投信は無分配型一択

eMAXIS Slim S&P500月次レポート
eMAXIS Slim S&P500月次レポート。分配金を出さずにファンド内で配当再投資をしている

 配当金の概念がない指数先物に投資しているブルベアファンドなどを除く多くのファンドは投資先の資産から配当金を得ています。投資信託の分配金はETFと違い、分配金の配分の裁量が大きいです。分配金を出さずにファンド内で再投資することもできる一方、ETFで認められていない値上がり益から分配したり、元本を取り崩すタコ足分配をしたりすることもできます。当ブログで何度も投資家にメリットゼロで、最低最悪な劣悪金融商品と指摘している毎月分配型投資信託はタコ足分配のオンパレードです。その一方、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象になっているインデックス型投資信託のほとんどは分配金を出さずにファンド内で再投資しています。配当課税を繰り延べることでより多く金額を再投資でき、効率的な複利運用ができます。

ETFは健全な形の分配金

東証公式ETF・ETNガイドブック
(東証公式ETF・ETNガイドブックより)

 ETFは制度上、元本を取り崩すタコ足分配は認められていません。分配金の原資となる収益は保有している株式などの配当や受取利息が中心で、値上がり益は分配金の原資としては含まれません。費用などを控除した収益は全て分配金として株主に還元されます。収益を超過する分配金もあり得ません。健全な形で分配金を得られます。費用控除後の配当や受取利息による収益がある限りは全額分配金として出されます。つまり、無分配型投資信託のように、配当課税を繰り延べてファンド内での再投資はできません。配当再投資をしようとすると、課税された上での再投資になります。ただ、指数先物に投資するブルベアファンドなど特殊なETFを除き分配金を得られますので、再投資や貯蓄、遊興費などと多くの選択ができると思います。

再投資は投信、分配金得たいならばETF

楽天VTI表紙

 当ブログは分配金をほしいならば、健全な形で得られるETFに投資するのがいいと思います。分配金を再投資するならばつみたてNISA対象で、分配金を出していない低コストインデックス型投資信託がいいです。eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードシリーズの米国株や全世界株のインデックス型投資信託ならば分配金を出さずに配当金をファンド内で自動再投資しており、税金面でも効率面でも合理的な複利運用ができます。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。投資信託もETFも、どちらもメリットがあります。くれぐれも毎月分配型投資信託といった劣悪商品をつかまされないことを願っています。

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