こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でランキング入りした投資信託を不定期に紹介します。第16回目は結い2101(鎌倉投信)です。これからの日本に必要とされ、顧客・消費者・社員とその家族・取引先・地域・自然・環境・株主などを大切にし、持続的に豊かな社会を醸成できる企業に投資するとしています。
明確な運用哲学
- 日本株が中心
- 優れた企業文化を持つ企業に投資
- 長期投資を掲げる
- 現金比率が高い
鎌倉投信は日本株が中心のアクティブファンドです。①優れた企業文化を持ち人材を活かす企業②循環型社会を創る企業③日本の巧みな技術、感動的なサービスを提供できる企業-などに長期投資をしています。日本に必要な企業にのみ投資をする方針を貫いてます。目標リスクを年10%に設定しているため、株式比率は必ずしも高くありません。2020年7月末現在で株式51.5%、コール・ローンなど(現金)45.9%、債券2.7%です。1年騰落率も+19.4%~-9.5%と外国債券並のリスクで、外国債券よりリターンがいいです。信託報酬は年1.1%です。売買手数料や信託財産留保額はかかりません。分配金再投資コースだけです。分配金は以前は健全な範囲で少額出ていたようですが、最近は出さずにファンド内で配当再投資しているようです。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象です。直販専売品のため、鎌倉投信の口座でしか購入きません。
良心的なアクティブファンド
アクティブファンドとしては、かなり良心的な商品です。日本に必要な企業にのみ投資するとする運用哲学も明確です。個人的にアクティブファンドの中では一番好きです。ただ、購入を勧めるものでは決してありません。低コストの米国株や全世界株のインデックスファンドが一番です。鎌倉投信の運用方針に共鳴し、投資したい場合には少額にとどめ、課税口座での購入を勧めます。つみたてNISAでは米国株や全世界株のインデックスファンドに投資した上で、課税口座のスパイスとして保有するのが現実的だと思います。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今後も機会を見て入賞ファンドを取り上げます。
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