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運用会社の姿勢を評価( Fund of the Year④ )

セゾンバランス表紙 Fund of the Year
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 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でランキング入りした投資信託を不定期連載で紹介します。第4回目はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾンバランス)です。米国のインデックスファンドの先駆者バンガード社の8つのインデックス型投資信託を買い付けて投資信託化した商品です。長年投資家に寄り添い、長期投資を呼び掛けてきた運用会社の姿勢が評価されています。

FOY2020.1~5
Fund of the Year(1位)から5位まで。4位にセゾンバランスが入った
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8つのファンドを投信化

  • 株式と債券は50:50
  • 株式部分はほぼ時価総額通り
  • 債券は米欧日
  • つみたて指定アクティブファンド
  • ロボアドより良心的な手数料

 セゾンバランスは、バンガード社の8つのインデックス型投資信託に投資しています。株式と債券が50:50になるように運用し、株式部分はほぼ全世界株の時価総額通りの配分です。債券は米国、欧州、日本の公社債に投資しています。複数の米国のファンドを組み合わせた形の投資信託という意味ではロボットアドバイザー(ロボアド)の投資信託に非常に似ています。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のアクティブファンドです。信託報酬は年0.57%+-0.02%です。日本にある多くのロボアドの信託報酬が1%超ですので、ロボアドよりは良心的な手数料と言えると思います。ちなみに、解約・売却時にかかる信託財産留保額が0.1%かかります。信託財産留保額は運用会社が受け取るものでなく、既存の保有者への「迷惑料」ですので必ずしも悪いものとはいえません。

セゾンバランス中身

長期投資を勧める姿勢は評価

 セゾンバランスは2006年から長く運用し、個人投資家に寄り添って長期投資を勧めてきた姿勢は評価できます。信託報酬も当時では低コストだったと言えるでしょう。しかし、昨今では信託報酬が年0.3%を切る同種のバランスファンドが出てきています。信託報酬の面からは残念ながらお勧めとは言えません。しかし、運用会社の姿勢は好感を持てますので信託報酬が年0.25%を切ってきたらお勧めバランスファンドに入って来ると思います。少なくともロボアドに投資を考えているのならば、信託報酬が安く、顧客に寄り添っているセゾンバランスへ投資する方がいいでしょう。あと保有するならば原則、つみたてNISAなどの非課税口座ではなく、課税口座での投資を勧めます。非課税口座は株式100%での運用が基本です。

セゾンバランス表紙

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。今回は少し辛口気味になってしまいましたが、運用会社の姿勢が好きだからこそです。独立系の運用会社が信託報酬を下げるのはなかなか大変と思いますが、今後に期待したいと思います。

 

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