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長期投資の力

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。米国や日本の株価が高値圏と言われてきています。割高と思えるから売却を考えている人もいるようです。しかし、米国を代表する500社で構成するS&P500指数、米国市場全体の全米株価指数、世界全体の企業に投資できる全世界株価指数は歴史的に見て、長期では右肩上がりに成長しています。高値から90%近く暴落した世界恐慌、60%近く下落したリーマンショックをはじめとする幾多の暴落を乗り越えてきています。積み立て投資にせよ、一括投資にせよ買い持ちを続けるのがいい理由を前回に続き記したいと思います。

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長く市場に残る

  • 配当金再投資の力
  • 長期投資は株式が有利
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」より
敗者のゲーム
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」より

 米国の経済学博士ジェレミー・シーゲル氏の「株式投資の未来」によると、1870年すぎに1000ドル株式に投資して得られた配当金を再投資し続けた場合、2000年代前半の総額は約800万ドルになっています。一方で配当金を再投資しなかった場合は25万ドル未満で、30倍以上の差がついています(インフレ調整後)。米国の資産運用会社などでらつ腕をふるったチャールズ・エリス氏の名著「敗者のゲーム」によると、株式は長期になればなるほど、リターンがプラスの範囲で安定します。25年以上では、年平均のリターンが+数%~+10数%の範囲に落ち着きます。債券や現金に比べ、成績の良い傾向が強まります。つまり、株式は長期投資が有利といえます。

 

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配当金再投資を効率よく

eMAXIS Slim S&P500目論見書①
楽天VTI表紙

 金融庁が積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)を導入して以降、売買手数料無料、信託報酬年0.25%以下で米国S&P500指数や全米株価指数、全世界株価指数といった王道の株価指数に連動した投資信託を購入できるようになりました。これらの優良投資信託は楽天証券などのインターネット証券会社ならば100円から購入できます。配当金を分配金として出さずに自動で再投資されるため、配当課税を繰り延べて効率的に複利運用できます。確かに上場投資信託(ETF)は一度分配金を出すので配当金再投資が見える形となり分かりやすいです。しかし、配当金再投資の効率や配当課税の繰り延べ効果の観点から見れば、分配金を出さずに自動で再投資する投資信託に分があります。当ブログのお勧めの投資信託は以下の通りです。いずれもつみたてNISA対象で、配当金はファンド内で自動再投資されます。売買手数料や信託財産留保額はかかりません。

  • S&P500指数連動

eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500) 信託報酬年0.0968%

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)信託報酬年0.0938%※楽天証券なし

  • 全米株価指数連動

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)信託報酬年0.162%

  • 全世界株価指数(除く日本)連動

eMAXIS Slim 全世界株式(Slim除く日本)信託報酬年0.1144%

  • 全世界株価指数(日本含む)連動

eMAXIS Slim 全世界株式(Slimオールカントリー)信託報酬年0.1144%※MSCI全世界株価指数連動

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)信託報酬年0.212%※FTSE全世界株価指数連動

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。相場や周囲の状況に惑わされずに皆様と市場に残り続けたいです。

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