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ETF

VTI 株式投資の心構え
ニューヨーク証券取引所に上場されているバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の説明書(バンガード社ホームページより)
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 こんにちは、広く分散されたインデックスファンドへの投資手段としてこれまで投資信託を中心に取り上げてきました。投資信託以外にも、証券取引所の売買時間に個別株と同じようにリアルタイムで投資ができる上場投資信託(ETF)があります。

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ETFって何

 ETFは「Exchange Traded Fund」の略で、日本語に訳すと上場投資信託といいます。投資信託を東京証券取引所(東証)やニューヨーク証券取引所などの株式市場に上場させ、個別株と同じく市場で自由に取引できるようにした金融商品です。株価指数だけでも、S&P500やCRSP USトータル・マーケット・インデックス(全米株価指数)、NASDAQ100、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)、FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(全世界株式)、東証株価指数(TOPIX)、日経平均などと多数あります。債券や不動産投資信託(REIT)もあります。

ETFのメリット

 ETFは市場の取引時間内ならば、証券口座から時価で売買できます。投資信託は注文時に売買価格は分かりませんが、ETFは売買価格がある程度分かります。即座に取引が成立する成行注文や売買したい価格を指定する指値注文ができます。成行注文は指値注文よりも優先され、早く取引が成立しますが、思うような売買価格にならない可能性もあります。一般に同じ投資対象ならばETFの方が投資信託より信託報酬が安い傾向にあります(最近はETFと同程度に安いインデックス型の投資信託も出てきています)。日本から購入するならば東証やニューヨーク証券取引所のETFを購入するのが現実的です。

東証ETF1655
東証に上場されているiシェアーズ・S&P500ETF(1655)の売買板(楽天証券アプリiSPEEDより)

東証に上場されているiシェアーズ・S&P500ETS(1655)の売買板。個別株と同様に取引ができる。楽天証券アプリiSPEEDより

ETFの注意点

 ETFは原則、投資信託のように一定金額を積み立てる方式での投資はできません。自分でその都度、売買注文を出す必要があります。分配金を自動で再投資ができず、一度受け取ってから再度手動で再投資する必要があります。手間や税の繰り延べ効果による配当金再投資の効率を考えると投資信託が上回る点もあります。

主な有名ETF

 米国には世界規模で取引されているETFがあります。全米株価指数に連動するバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、S&P500指数に連動するiシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)、バンガード・S&P500ETF(VOO)、FTSE全世界株価指数に連動するバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、米国ハイテク市場NASDAQの上位100社の株価指数に連動するインベスコQQQトラストシリーズ1(QQQ)などがあります。

VTI
米国ETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)の説明書(バンガード社ホームページより)
IVV
米国FTF「iシェアーズ・コアS&P500ETF」(ブラックロック社ホームページより)

 このブログに来てくださり、最後まで読んでいただいてありがとうございます。今までは投資信託がメーンでしたが、今後はETFも取り上げていきたいと思います。

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