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低コストインデックス型独占

投信積み立てランキング2022年8月 株式投資の心構え
投資信託積み立てランキング8月(モーニングスターより引用)
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 こんにちは、モーニングスター社が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2022年8月版が公表されました。トップ10全てが低コストインデックス型投資信託でした。そのうち、9本が積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象です。時価総額加重平均型の全世界株価指数、全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数に連動している投資信託に加え、先進国債券指数連動型もランクインしました。いずれも、主軸の指数に連動しており、長期の資産形成に適した商品が揃ったと思います。

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ランキングの決定方法

 ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にモーニングスター社が集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックス型投資信託を多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。

楽天証券のリンク

 

SBI証券のリンク

 

モーニングスター社の該当ページ

https://www.morningstar.co.jp/market/2022/0902/fund_01790.html

強いSlimシリーズ

投信積み立てランキング2022年8月
投資信託積み立てランキング8月(モーニングスターより引用)
eMAXIS Slim 米国株式2022表紙
オルカン2022表紙

 1位、2位は不動の投資信託が入りました。1位はeMAXIS Slim(Slim)米国株式で28(1社平均9.33)ポイント、2位はSlim全世界株式(オルカン)で26(同8.67)ポイントでした。Slimシリーズはトップ10に計5本入っており、根強い人気を集めています。他にはSlim先進国株式が18(同6)ポイントで3位です。以下、6位にSlim全世界株式(除く日本)、9位にSlim先進国債券がランクインしました。株価指数連動型の4本は世界株、米国株、先進国株に時価総額通りの配分で投資をしています。長期の資産形成に適しており、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)で運用の主軸に据えるのにふさわしいです。Slim先進国債券は株式の分散投資先として有力な選択肢の一つです。

株式は外国、債券は国内中心が好み

オルカン2022国別割合
個人向け国債変動10(2022年10月新発)
2022年10月新発の個人向け国債金利(財務省ホームページより)

 個人的には株式は米国株などの外国株式インデックス型、債券は国内債券インデックス型(現状は個人向け国債変動10)を中心とするのが好みです。株式のリターンに占める為替の影響は長期的にはあまり気にしなくていいと考えていますので、世界の時価総額の配分に近い国別比率で持つのがいいと思います。必然的に米国株を中心に外国株式をほとんど持つようになり、資産の通貨分散にもつながります。一方、債券のリターンに占める為替の影響は極めて大きく、長期でも決して無視できません。債券は分散投資先として株価下落のショックを和らげるのが重要だと思っており、リターンや利回りは二の次だと考えています。言い換えれば、債券に必要以上のリターンを求めるのは欲を持ち過ぎだとも思います。だから国内債券や個人向け国債変動10を中心とし、外国債券は原則、為替ヘッジをかけるべきだと考えています。一部の高配当投資家が利回りを強く求めた結果、株式は日本株、債券は米国など外国債券を中心としているケースもあります。確かに日本株の配当金は確定申告で税率が下がるケースがあります。データによっては、リターンの関連度合(相関係数)が低めだったり、高めだったりまちまちのようです。しかし、外国債券はもちろん、日本株も基本的には円高に弱い傾向にあります。筆者個人は居心地の悪さを強く感じる配分なので、絶対にしません。

Slimシリーズ以外は…

SBIVOO目論見書
楽天VTI表紙

 Slimシリーズ以外ではSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が3位、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が5位、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBIVTI)、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天全世界株)が6位、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)が9位でした。いずれも、SBI・Vシリーズ、楽天・バンガードシリーズ、<購入・換金手数料なし>シリーズで圧倒的な人気を集めている看板商品です。これらの商品もつみたてNISAやiDeCoで運用する際に主軸にふさわしいです。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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