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NASDAQ100日本で(FoY選外の優良投信⑧)

2568表紙 Fund of the Year
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 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020(FoY)」で惜しくも入賞できませんでしたが、優良またはコンセプトが面白いと思う投資信託や上場投資信託(ETF)を取り上げる連載です。第8回目は米国ハイテク株価指数NASDAQ100指数に連動する東証ETFの上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし(証券コード2568)です。日本で買うと経費率が割高だったNASDAQ100指数連動のファンドを本場米国ETFに近い水準で上場したパイオニアです。

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米国ETF並みの低コスト

  • 低コストNASDAQ100連動ファンドの先駆者
  • 配当二重課税調整対象銘柄
  • マーケットメイク対象
2568手数料
2568月次レポート
2568仕組み

 かつてNASDAQ100指数に連動する日本国内のETFや投資信託の信託報酬は本国米国の2倍以上の年0.44%~年0.5%程度かかるのが相場でした。そんな中、2568は2020年9月24日に信託報酬年0.275%で東証に上場しました。本国米国のパワーシェアーズQQQ信託シリーズ1の信託報酬年0.20%に近い水準にまで引き下げされました。(その後、別の運用会社から信託報酬年0.22%のNASDAQ100指数連動のETFが上場しましたが、機会を見て取り上げます)。外国株式から出される配当金や分配金は本国と日本国内で二重に課税されてしまいますが、2568は配当二重課税調整対象銘柄のため、国内株式の配当や分配金に比べて不利な税率で課税されないように調整されます。加えて、マーケットメイク対象のため、指数にかい離しないようにマーケットメイカーが気配値を示しています。数億円以上の一括売買をしない限りは、売買板が上下に激しく動く「板飛び」の心配はないでしょう。上位銘柄はGAFAMと呼ばれる大型ハイテク銘柄が大きな割合を占めます。上位10銘柄のファンド全体に対する比率は50%を超えます。組み入れ業種は米国市場をけん引してきているITが5割近くとなっています。ちなみに、純資産総額は133億円で順調に伸びています。

スパイスとして面白い

2568表紙

 2568は近年好調なNASDAQ100指数に連動するインデックスファンドに、配当二重課税調整を受けながら日本円で投資ができます。しかも、ファンド内で機関投資家が交換するドル円の為替手数料は、個人投資家が一番安く円をドルに交換する方法をとった場合よりも安いと推定されます。保有資産のスパイスとして保有するのは面白いと思います。なお、2568には為替ヘッジをかけた2569もありますが、株式を長期投資する上で為替ヘッジは基本的に不要だと思います。ドル円やユーロ円などの主要通貨間のレートは長期的には、一定のレンジに収まる傾向にあります。さらに為替ヘッジのデメリットとして世界的に金利の安い日本円の場合、金利のより高い外国通貨に為替ヘッジコストを負担する必要が出てきます。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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