こんにちは、でんです。人によっては為替リスクを嫌うのを理由に日本株を中心に投資している人もいます。しかし、残念ながら日本株にも間接的に為替リスクがあります。多くの場合、円安が日本株高、円高が日本株安につながります。
円安株高銘柄が中心
東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価の上位銘柄を見ると分かりますが、輸出企業など円安が株高につながりやすい銘柄が多くなっています。はっきり言えば、日本経済は輸出産業が支えており、時価総額に占める割合も大きいです。結果、円安になると米国株などの外国株とともに日本株も上昇し、円高になると外国株とともに日本株も下落する場合が多くなってしまいます。
円高株高銘柄もあるが…
一方、電力株や航空株など円高株高銘柄もあります。しかし、これらの銘柄の多くは長期的に成長しているとは言い難く、円安銘柄ほどの国際競争力はありません。日本株の時価総額に占める割合も小さいです。加えて日本の人口は減少傾向です。国内の需要が減少していく中、円高株高銘柄の多くは先行きが厳しいと言わざるを得ません。筆者の勤務先もどちらかと言えば円高を歓迎する業種のため、見通しの厳しさは皮膚感覚で分かります。
円安株高の傾向は続く見込み
日本株は今後も円安株高の傾向は続く見込みです。給料や生活防衛資金、年金を日本円でもらい、確保する以上、株式は世界の時価総額の配分を参考に外国株式を中心にした方がいいでしょう。何度も繰り返していますが、日本株は株式全体の10%が限度でしょう。人によっては日本株を0とし、外国株100%にしてもいいと思います。加えて日本株+新興国株の持ち過ぎには注意が必要で、合計20%以内と考えています。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。一つ補足すると低リスク資産は国内債券インデックス、現状の低金利下ならば個人向け国債変動10やインターネット預金といった円建て資産がいいと考えています。リスク資産の株式は外国株式、低リスク資産の債券や預金は日本円で持つという考え方です。※生活防衛資金2年以上分はこれらとは別に確保した上での話です。
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