米国債券ファンドに過去最高の197.8億ドル流入!株式との資産配分を考える

米国債券過去最高 市場・経済ニュース
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 米国では、株式市場から資金が流出する一方、債券ファンドに巨額の資金が流入しています。Reutersが2026年10月9日に報じたLSEG Lipperの統計によると、米国債券ファンドへの週間純資金流入額が197.8億ドルとなり、過去最高を記録しました。金利上昇によって債券価格が下落する中でも、投資家の資金が集まっています。10月7日までの1週間における米国ファンドの資金動向は以下の通りです。

投資対象週間純資金流入額
米国株式ファンド−51.1億ドル
米国債券ファンド+197.8億ドル
米国MMF+684.9億ドル

 米国株式ファンドは3週間ぶりの資金流出となりました。一方、債券ファンドには過去最高の資金が流入しています。特に、短中期の国債・政府債券ファンドに67.6億ドル、短中期の投資適格債券ファンドに50.4億ドルが流入しました。また、短期金融商品で運用するMMFにも684.9億ドルの資金が集まっています。ただし、株式を売却した投資家が、そのまま債券を購入したとは限りません。

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金利上昇で債券価格が下がっても買われる理由

米国債券に集まる資金
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 米国ではインフレ懸念などを背景に国債利回りが上昇しています。一般的に、金利が上昇すると既存の債券価格は下落します。しかし、新たに債券を購入する投資家にとっては、以前より高い利回りを期待できるようになるというメリットがあります。特に短中期の債券は、長期債と比べて金利変動による価格への影響が小さい傾向にあります。今回、短中期の債券ファンドに多額の資金が流入したことも興味深い結果です。もっとも、債券ファンドは元本保証ではなく、金利がさらに上昇すれば基準価額が下落する可能性があります。

日本の投資家は為替リスクにも注意

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 オルカンなどの株式インデックスファンドを中心に運用する場合、無リスク資産をどのように保有するかも重要です。米国債は信用力の高い債券ですが、日本円で生活する投資家にとって、為替ヘッジなしの米国債券ファンドは無リスク資産ではありません。仮にドル建てで高い利回りを得られても、円高が進めば円換算の資産価値が下落する可能性があります。日本の個人投資家なら、円預金や個人向け国債などを活用する方法もあります。私は、株式では長期的な資産成長を目指し、無リスク資産では家計の安定とリスク管理を重視することが合理的だと考えています。債券への資金流入が過去最高になったからといって、慌てて投資先を変更する必要はありません。市場の短期的な資金動向に振り回されず、自分のリスク許容度に合った資産配分を維持し、長期・分散・低コスト投資を続けていきたいです。

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