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信託報酬だけで選んでいい?

信託報酬だけで選ぶ? 株式投資の心構え
イメージはChatGPTで生成
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 2026年のPacific-Basin Finance Journalに掲載された日本の研究が興味深いです。2004年1月から2025年8月までの国内・海外指数連動投資信託194本を対象に、信託報酬だけでなく、トラッキングエラー、ベンチマークとの差を示すトラッキングディファレンス、α、βのずれなどを分析しています。研究で特に面白いのは、「指数をどれだけ正確に再現できたか」という運用品質に、かなり持続性がみられた点です。過去に指数へうまく連動できていたファンドは、その後も比較的良好な品質を維持する傾向があり、その予測力は場合によっては手数料以上だったとしています。一方、投資家のお金は低コストファンドには集まりやすかったものの、過去のトラッキング品質とはほとんど体系的な関係がみられませんでした。要するに、信託報酬が0.057%か0.06%かという小数点以下は熱心に比べるのに、実際に指数からどれだけズレて運用されたかはあまり見られていなかったということです。

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他に見るべきところもある

信託報酬だけで選ぶ?
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 もちろん、「手数料はどうでもいい」という意味ではありません。長期運用では信託報酬の差も確実に効きます。ただ、同じ指数に連動する低コストファンド同士を比べるなら、信託報酬だけで順位を決めるのは少し雑です。個人的には、信託報酬に加えて、ベンチマークとの実際の差、トラッキングエラー、売買コストを含む実質コスト、純資産総額や資金流入の安定性なども確認した方がいいと思います。オルカンのような超低コスト商品では、0.01%未満の信託報酬差を血眼になって追うより、「ちゃんと指数についていけているか」を見る方が大切な場合があります。安さは重要。でも、安くても指数連動が下手なら本末転倒です。

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