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新社会人の皆様へ

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。あす4月1日は多くの会社で新社会人が一歩を歩み出します。新社会人の皆様、おめでとうございます。学生時代とは生活環境が一変します。社会人の在り方や、仕事にこう臨むべきだなどいったことは会社の研修で嫌というほど聞かされ、プロとして実戦経験を積んでいくうちに学んでいきます。当ブログでは、貯蓄と株式投資に絞って話をしたいと思います。新社会人だけでなく、これから株式投資を始めようとする人にも参考になると思います。

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まずは貯蓄を

 まずは月の生活費の数カ月分を貯めることを目指しましょう。浪費ばっかりしていた20代の頃の筆者を思い出し、反省を込めて書きます。本格的な株式投資は貯蓄が生活費の数か月分たまってからでも全然遅くありません。貯蓄の長期的な目標は月の生活費2年以上ですが、焦らず少しずつこつこつと実践していくことです。可能ならば給料が入ったら自動で貯蓄する仕組みを作ることです。会社の財形貯蓄制度があれば、活用しましょう。給与口座はインターネットネット銀行でもメガバンクでも、住んでる地域の地銀、信金でもいいです。インターネット銀行は金利が高く、各種手数料が無料もしくは安いメリットがあります。ただ、東日本大震災で大規模な被害が出た時、本人の身分確認が取れたら預金払い出しの対応をしたのは地銀や信金でした。インターネット銀行は停電でコンビニエンスストアなどが使えず、現金を下ろすのになかなか苦労する状況でした。

少しだけ株式投資をしてみる

 入社したタイミングか初任給が入った時に、数千円から1万円程度の株式投資をしてみましょう。買うのは1回限りで、本格的に投資をするのは貯蓄が生活費の数カ月以上たまってからです。対象は個別株ではなく、投資信託です。開設する証券口座はインターネット証券会社がいいです。特にSBI証券、マネックス証券、楽天証券ならばどこも手数料が格安でお勧めです。間違っても手数料が高く、「合法ボッタクリ投資信託」を売りつけて来る銀行や店舗型証券会社で証券口座を開設してはいけません。買う投資信託は新聞やテレビでよく聞く「日経平均」「東証株価指数(TOPIX)」「ダウ平均」に連動するインデックス型投資信託でいいと思います。目的は少額で日々値動きするリスク資産に慣れることと、日々のニュースに関心を持つようになることです。身銭を切って買った投資信託の値動きに関わる株価指数には関心がわいてきます。なぜ上がったか、なぜ下がったかなどを考え、新聞を読むのは有益です。※日経平均やTOPIX、ダウ平均はニュースでよく扱われますが、株式投資の中軸に据えるのにはあまり向かない株価指数です。しかし、問題があったり、ダメなわけでは決してなく、少額を持つ分には何ら問題はありません。だからこそ、少額で1回限りとしているのです。

確定拠出年金はすぐ始める

eMAXIS Slim S&P500目論見書①
楽天VTI表紙

 個人年金づくりが目的の個人型確定拠出年金(iDeCo)や企業型確定拠出年金(DC)は入社後すぐに始めるのを勧めます。運用中は資産の値上がり益などが非課税になります。加えて掛け金が全額所得控除となり、節税もできます。iDeCoならばSBI証券、楽天証券、マネックス証券で始めるのを勧めます。信託報酬(投資信託の維持費)の安い米国株や全世界株のインデックス型投資信託を勧めます。SBI証券、マネックス証券ならば、eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本、オールカントリー)が最良です。楽天証券ならば、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)が最適です。企業型DCはiDeCoのような優良米国株や全世界株のインデックス型投資信託はほとんどありません。先進国株価指数(除く日本)に連動するインデックス型投資信託から、信託報酬が一番安いのを選ぶのが現実的でしょう。

貯蓄が生活費の数カ月たまったら…

 貯蓄が生活費の数カ月たまりましたら、貯蓄と並行して本格的に株式投資を始めてみましょう。投資スタイルは米国株や全世界株のインデックスファンドへの長期投資です。先に紹介したSBI証券、マネックス証券、楽天証券には売買手数料無料で、維持コストが非常に安い株価指数に連動するインデックス型投資信託が多くあります。無理のない範囲で毎月積み立て投資するのを勧めます。その際にはぜひ、年間40万円(月3万3333円)まで運用益などが非課税になる積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)を活用しましょう。つみたてNISAならば、手数料が高いボッタクリ投資信託の大半は外されています。お勧めの投資先はiDeCoと同じく米国株や全世界株のインデックス型投資信託です。上記の3証券会社すべてで扱っているSlimS&P500Slim除く日本Slimオールカントリー楽天VTI楽天VTに加え、SBI証券とマネックス証券で扱っているSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)を挙げます。いずれも、つみたてNISA対象銘柄です。可能な限り長く持ち続けたい銘柄です。繰り返しますが、貯蓄は最終的には生活費の2年以上を維持する形が目標です。

 

 

 

保険は最小限に

 新型コロナウイルス感染拡大で減りましたが、会社には保険会社のきれいな女性が入ってきて、「〇〇」さんに合った保険を」などといって勧誘してきます。そうした保険会社の保険は駅前一等地の店舗の維持費、営業員の人件費などが保険料に上乗せされていて割高であるのがほとんどです。どんなに心がそそられても、買わないことを強く勧めます。そもそも保険の基本は「確率が低いが、起きたら被害が甚大」なことに備えるものです。例えば、車やバイクなどを運転して交通事故を起こしたら損害賠償額が数千万円~数億円になり得ます。こうした自動車事故に備える自動車保険に入るわけです。数千万~数億円の被害になり得る住宅火災に備えるため、火災保険に加入するのです。一家の収入源が夫のみで、小さい子どもがいて貯蓄も十分にない場合に入る生命保険も該当すると言えるでしょう。いずれにせよ、保険は最小限にし、個人の状況に応じて掛け捨てで入るものです。必要に応じてインターネット保険や都道府県民共済などの低コストで最小限の保険で問題ありません。貯蓄型保険はいかなる場合も不要です。貯蓄型保険の中身は債券や株式投資信託です。はっきり言えば、隠れ手数料が高く、思うように現金化できない「ボッタクリ投資信託」です。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。新入社員の皆様、お体には無理をなさらず仕事に励むのを祈願します。

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