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売らない株に厳選投資(Fund of the Year⑩)

Fund of the Year
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 こんにちは、でんです。本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でランキング入りした投資信託を不定期に紹介します。第10回目は農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね(農林中金おおぶね)です。著名ファンドマネジャー奥野一成氏が運用を指揮する投資信託で、圧倒的な競争力がある米国上場企業を厳選し、長期投資を目指しているアクティブファンドです。

FOY2020.6~10
10位に農林中金おおぶねが入った
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競争力のある企業を厳選

  • 米国株から絞り込み
  • 付加価値の高い産業に投資
  • 圧倒的な競争優位性を重視
  • 長期的な潮流を判断
  • アクティブファンドでは安い信託報酬

 農林中金おおぶねは米国株を厳選し、長期投資を目指しています。商品・サービスの提供を通じて様々な問題を解決することで高い収益を上げている産業に投資しています。高い技術や独自のサービスを通じて他社がまねできないビジネスを展開しているかを重視し、高齢化や環境問題など社会の変化に伴う市場拡大が期待できるといった長期的な潮流も判断しています。米国現地で企業の経営者と面談し、企業の稼ぐ力と持続性を調査、分析しています。信託報酬は年0.99%とアクティブファンドの中では安いです。信託財産留保額はかかりませんが、購入時手数料は店舗型証券会社や銀行では最大2.2%かかります。楽天証券などのインターネット証券ではかからないケースが多いです。純資産総額は86億円です。分配金を年1回出しています。基準価額と分配金額から見ると健全な水準と推定されますが、投資信託の分配金は複利運用の効率を落とすだけなので何もメリットがありません。分配金を得たいならば制度上、健全な形でのみ分配金が出る上場投資信託(ETF)を買えばいいのです。

運用の姿勢は評価できる

 長期投資を掲げる運用会社の姿勢は評価できます。筆者はアクティブファンドに関心はありませんが、信託報酬もアクティブファンドとしては安いと思います。長期投資してほしいとの思いから、積み立て投資のみの購入にしているのもいいと思います。ただ、買い付ける証券会社には注意です。店舗型証券会社や銀行ならば購入時手数料がかかります。健全な水準と推定されるとはいえ、投資信託で長期投資をしていく上で分配金を出しているのはマイナスポイントです。非課税口座内で複利運用の効率が落ちるため、少額投資非課税制度(NISA)での購入は勧めません(つみたてNISA対象ではありません)。

 このブログにきていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。ファンドマネジャーの奥野氏の著書「教養としての投資」は優良な本です。機会があれば紹介したいと思います。

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